日本の空は守られていますか | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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産経さんの記事なので話半分としても、藤村官房長官が「事実無根だ。抗議する」と述べたのは本当です。
知っていて隠したとしたら問題は大きいと思いますが、そうじゃないでしょう。実はこれは「日本の空は誰が守っているのか」という問題につながります。
例えば、北のミサイル発射直後にPAC3の陣地でレッドスモークと信号弾が上がったことはテレ朝の画像でも見てとれます。つまり即応体制はとられていたということです。もしも沖縄に落下するような不測の事態が起きても自衛隊は対処できたでしょう。
日本の空は「同盟国」と共に守られています。ですから当然、空自の電子作戦機は米軍とデータリンクされているはずです。

では海はどうでしょうか。
尖閣諸島を東京都が買うという話が出ても、中国の報道は抑制的です。河村名古屋市長の「思い出話」に噛み付いた時とは大違い・・・この差は一体なんでしょうか。それは後ろに在沖米軍がついているということ、これに尽きます。自衛隊には防御力はあっても攻撃力はありません。日本はアメリカにお願いして沖縄に駐留してもらっている・・・この事実に目をつぶろうとするから普天間基地問題もグアム移転経費の問題も本質が見えないのだと思います。

自衛隊は相手に撃たれなければ撃ち返せません。
石原さんがやろうとしているのは「そういうこと」です。
挑発して撃たせる・・・。世論が沸騰するのを待って、日本政府は尖閣の実効支配をより強固にする。
石原さんは危険な人ですが、言うことの筋は通っています。
わざわざワシントンであんなことを言って見せるというのは「アメリカも了解している」というサインに見えて、中国も抑制的にならざるを得ません。芸が細かいと思います。