「新年度」 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 新年度、環境省に入省した職員の前で話をしました。予算委員会の合間の慌しい時間でしたので、どこまで伝わったか自信はありませんが、私が言いたかったことは二つ。
 一つは、環境省の職員である前に、国民に奉仕する国家公務員であること。彼らには、国益よりも省益に陥るような官僚にはなってもらいたくありません。
 二つ目に、環境省の職員として、辛いことも乗り越えて欲しいということ。環境省が直面するガレキ処理、除染、原子力、福島の方々の健康管理。どれをとっても、大変な仕事ばかりです。厳しい批判を受けるのは避けられませんが、やりきれば、官僚冥利に尽きる仕事です。
 私が社会に出たのは、17年前。阪神淡路大震災後の騒然とした時期でした。私も、何か世の中の役に立たねばと、気持ちを振い立たせていました。3.11以降に、公務員になることを決意した彼らであれば、きっと、乗り越えてくれるはずです。
 福島県では、ついに避難区域の一部が解除されました。新年度、気持ちを新たに、被災地のために、私自身が先頭に立たねばなりません!
(4/2◎細野豪志)
 最新の国勢調査の結果を見ると広島県民の平均寿命は女性が全国10位、男性が全国13位と全体の平均を上回っています。特徴的なのは「広島市」。広島市の女性の平均寿命は政令指定都市の中ではダントツです。被爆手帳などによる手厚い健康管理が、こうした結果を導き出したのだと言われていますが、実は福島県の平均寿命は今後、広島並に上昇していくと予想されています。(現在女性は39位、男性は42位です)
 この予想があたるかどうかは広島並の健康管理が行えるかにかかっています。注目すべき点は、当時は放射線の怖さを知らずに被災者を避難をさせなかった、させなかったどころか爆心地2km以内に続々と人が集まってきて、中性子線によって放射能化した物質から出る誘導放射線によって二次被爆する「入市被爆者」を発生させた点です。(このため、すべての医療費が免除される被爆手帳交付人口は増え続け、昭和55年には37万人と全人口の1/3に達しました)

 私たちは誰でも、ものを食べて排泄するという過程で平均4000ベクレル程度の放射能を体内に持ちつづけます。
「被爆」という言葉を使うならば、現代人は誰もが常時4000ベクレル程度内部被爆しているわけです。
 そしてその放射線のために、1日あたり5千個程度のDNAの複製に失敗しますが、体内の免疫組織が毎日「5千勝0敗」という戦いを続けその修復に励むため癌になりません。
 この免疫力
深い関係があるのが「ストレス」です。「笑い」が免疫力を高めることは良く知られています。
 
不便な避難所暮らしを続けるより、適切な管理下で、故郷に戻って暮らしたほうが健康には良いという説が一定の説得力をもつのは、この「ストレス」と「免疫力」の相関関係によるものです。

 避難区域の解除について一部で非難の声も上がっていますが、私は正しい判断だったと思います。その根拠は
チェルノブイリ事故25年 ロシアにおけるその影響と後遺症の克服についての総括および展望」というロシア政府の公式発表にあります。
 http://www.gepr.org/ja/contents/20120123-02/gepr.pdf 
翻訳したものがネット上にありましたので、ご興味のあるかたはお読み願えればと思います。

富士市議会議員 鈴木幸司