世界遺産:登録目指し、富士山テーマに細野環境相が講演--裾野 /静岡
(毎日新聞)
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す富士山についての講演会が24日、裾野市石脇の市民文化センターであり、市民ら約500人が参加した。
講演会は同市が主催。文化庁の大和智・文化財鑑査官が世界遺産条約や登録への手続きなどについて説明したあと、細野豪志環境相が富士山の環境保全などについて講演した。
細野環境相は、世界文化遺産登録には富士山周辺のごみを少なくするなど、地元の協力が不可欠だと指摘。「今年私も(ごみを拾いに)行こうと思う。登録の可否を決めるのは地元の取り組みだ」と述べた。
また、東日本大震災後、日本の復興に世界が注目しているとした上で、「登録を実現し、日本が元気になったとお知らせしよう」と呼びかけた。【樋口淳也】