一歩ずつ | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 「積み上がった瓦礫を見ると、復興の意欲が沸いてこない」という被災地の声が、私の耳から離れません。しかし、環境省が全国に呼びかけてる広域処理が進みません。安全への懸念が広がっているためですが、現実には、東京都が受け入れた岩手県宮古市の廃棄物は、灰になった後も133ベクレル/kg。岩手県と宮城県で発生している災害廃棄物のほとんどは、通常の処理を行って、全く問題のないレベルです。
 都民から多数の抗議が寄せられる中での東京都の石原知事の決断には、心より敬意を表したいと思います。知事は、石原流で「日本人が駄目になった証拠だ」と言われたそうです。
 原発事故の責任もある政府の立場からは、不安を持つ住民の皆さんにも、お詫びをしなければなりません。廃棄物の処理を担当する環境大臣としては、全国の自治体にお願いするのみです。安全性の説明が、これまで十分ではなかったかも知れない。全ての責任は我々にあります。
 地震と津波と原発事故という危機は、国全体で乗り越えるしかありません。わが国の国民は、風評に惑わされることなく、真実を見極めて踏み止まれるはずです。そのためにも、私自身が一歩、前に出ようと思います。
(11/8◎細野豪志)

 石原都知事に続いて、川勝静岡県知事が各市町村の焼却能力を1%だけ上げれば、静岡県が支援している岩手県山田・大槌両町のがれきは片付けられると呼びかけた。
 石原さんは「日本人はダメになった」と嘆き、川勝さんは「富国有徳とは困った人に手を差し伸べることだ」と説く。以下毎日新聞の記事から引用する。

東日本大震災:がれき受け入れに前向き、富士市長表明 袋井、島田市も
(毎日新聞 11月3日)
被災地のがれき受け入れに県内の自治体が消極姿勢を取っていることについて、富士市の鈴木尚市長は2日の会見で、「一政治家として、自治体はお互い困っている状況があれば協力し合うべきだ」と述べ、受け入れに前向きな考えを示した。県市長会は受け入れの可否について足並みをそろえることにしているが、袋井市の原田英之市長、島田市の桜井勝郎市長も受け入れに積極的で、今後がれき処理を巡る議論が活発化しそうだ。
 鈴木市長は5月に岩手県の被災地を訪問し、がれきの山を目の当たりにしていた。この日の会見で、細野豪志原発事故担当相から電話で受け入れ要請があり、協力する意向を伝えたことも明らかにした。


 富士の鈴木尚市長も
「がれきの安全性を確かめ、議会・市民に理解をいただいた上で」
と、無条件でないことを強調している。
 今後この問題は、議会に諮られることになるだろう。
 ここは市民の意見を十分に聞いたうえで、富士市議会としても判断を迫られる事になる。
 市民の意見を代弁するのが私たちの仕事だ。

富士市議会議員 鈴木幸司