クールダウン | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 昨晩、帰国しました。国会が延長されなければ、今日の予定でしたので、台風で東京に下りるのは難しかったかも知れません。
 帰国早々、台風15号の影響が気になります。何といっても、地元と福島。関西で育っただけに、紀伊半島も心配です。災害対応は政治の仕事ですので、政府としての備えはしていますが、大きな災害がこれだけ続いていますので、何とか早く日本列島から立ち去ってくれないかと、祈るような気持ちです。
 ウィーンでは、一泊三日の慌しい日程でしたが、マルチ、バイと充実した会談を行うことができました。国際原子力機関の総会だけに、世界の目は日本に集まっていました。オンサイトでは燃料取り出しなどの中期的措置、オフサイトでは除染など、IAEAも各国も我々に力を貸してくれます。
 ただ、実際にやるのは、わが国自身です。日本の底力が問われるのはこれからです。
(9/21◎細野豪志)

 ネット上では細野の言う「冷温停止」という言葉をめぐって議論が起きているようだ。安全な場所にいる知識人たちが「原発操作マニュアル上の冷温停止」は今後ともありえないと言う。実はまったくその通りなのだが、日本で今使われている「冷温停止」というのは、細野環境大臣がウィーンでスピーチしたように"cool down"のことを指す。
 これから40年先になるか50年先になるのか解らないが、いつかは燃料を取り出さないといけない。さもないとチェルノブイリのように、固めたはずのコンクリートから放射性物質が滲みだすような事態になる。今はクールダウンが最優先。専門家に任せて、ひたすら祈るだけしかないのかも知れない。しかし、安全な場所にいて見守るだけの私たちにも、守るべき”作法”があるんじゃないだろうか。
 
 今日は、地元に戻れない細野環境大臣の代わりに、代議士秘書を伴って、防災課にヒアリングに伺った。気象日報を見ると瞬間最大風速45.4mというとんでもない風が吹いていたことが解る。富安橋付近からバイクが転落したという通報が有り、捜索が始まっているが、まだ行方は確認されていない。倒木は市内のいたるところにあり、停電2000世帯は、それでも今日の午前中には復旧したようだ。僕自身も台風の真っ最中、伝法小学校北側で道路に倒れた木を撤去する現場に駆り出された。その間、伝法交番のお巡りさんがずっと交通整理をしていてくれた。ずぶ濡れになって帰り、一風呂浴びたところでまたお客様から「工場の屋根が飛んでる」と電話が入り現地を確認に行く。昨日は恐ろしい想いをした人たちがたくさんいただろう。私たちは私たちの出来ることをするしかない。
 
富士市議会議員 鈴木幸司