■ 【静岡】富士建築士会が発足 初代会長に杉山るみ氏
■ 「今まで以上に地域社会に密着した活動で貢献し、まちづくりへの取り組みに積極参加する」ことを掲げ、一般社団法人富士建築士会が発足した。11月25日に富士市内のホテルグランド富士で、約80人が出席して設立総会を開催した。初代会長には杉山るみ氏を選出した。
同会の発足は、静岡県建築士会の公益社団法人への移行の中で、支部体制が東・中・西部のブロック体制に再編することとなったことから、支部で培った地元地域行政、関係団体との連携、会員相互のネットワークを引き継ぐ目的で設立した。このため、富士支部は臨時総会を開き解散した。
市町村単位の建築士会設立は全国で初めてであり、単独の建築士会として全国で48番目となる。会員数は富士市、富士宮市の建築士２３５人。
杉山会長はあいさつで富士山をイメージしたシンボルマークを紹介し、「地元地域に根差した活動を展開していきたい」と述べた。
富士建築士会では、これまでと同様に静岡県建築士会と連携しながら、地元に密着した活動を展開するとともに、会員の研さんに努めるとしている。初年度（2011年3月31日まで）の事業計画については、富士支部の事業を引き継ぐとしている。(建通新聞12/3)
ＦＫＢ４８建築士法が改正されたおかげで、富士建築士会は全国で４８番目の「建築士会」を名乗ることを許された団体として認可され、登記をすませました。
１１月２５日には、静岡県建築士会富士支部の「解散総会」そして一般社団法人富士建築士会の「設立総会」が開催され、無事に組織移行の運びとなりました。
この手続きには一点の瑕疵もありません。支部の独立は改正建築士法で認められた私たち建築士の権利です。
上記の新聞記事にもあるように
「これまでと同様に静岡県建築士会と連携しながら、地元に密着した活動を展開する」ことが富士建築士会設立の目的です。
静岡県建築士会は公益法人、富士建築士会は一般社団法人と道は分かれましたが、建築を通して社会に貢献して行きたいという想いは一緒であると考えています。
公益法人に残られる方々も温かい目で見守っていただければ幸いです。
独立にいたる経緯は下記のエントリーにも書かせていただきました。
↓
http://ameblo.jp/gosyukai/entry-10118478656.html
読み返すと少々不穏当な表現もありますね。
当時は一方的に「支部廃止」「ブロックに統合」という通達を受けた頃でしたから。
いずれにしても静岡県建築士会は公益法人として残る方針を変えていません。
公益法人である以上、
「非会員建築士」に対しても不平等な取り扱いは許されない…という縛りを自らに課したわけです。
その決意には一定の敬意を表すべきだと考えます。
お互いがんばりましょう。
鈴木こうじ