訪中し、日本人社員の早期解放を求める。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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民主・細野氏が訪中=関係修復狙う
 【北京時事】民主党の細野豪志前幹事長代理は29日、北京を訪れ、釣魚台迎賓館で中国政府要人と会談した。細野氏は、尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件をきっかけに悪化した日中関係の改善に向け、菅直人首相からのメッセージを伝えたとみられる。
 細野氏は会談後、北京市内のホテルで記者団に訪中について「わたしのこれまでの人間関係の中で来た」などと述べたが、会談相手については明らかにしなかった。記者団が、中国側に首相の親書を渡したかと質問したのに対しては、「答えられない」と語った。細野氏は30日に帰国する予定。
 これに関し、民主党関係者は「細野氏は首相の特使として訪中した。首相の親書も携えているはずだ」と述べた。首相は細野氏を通じて、中国との関係を重視する立場を伝えるとともに、河北省で拘束されている準大手ゼネコン「フジタ」の日本人社員4人の早期解放を求めたもようだ。
 ベルギー・ブリュッセルで10月4、5両日に開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の際の温家宝首相との会談を打診した可能性もある。
 日中関係筋によると、細野氏の訪中は、首相と仙谷由人官房長官が協議して決めたという。ただ、首相は29日夜、細野氏派遣について記者団に「承知していない」と発言。また、前原誠司外相は「(細野氏訪中は)政府とは全く関係ない」と述べた。(時事通信 9月30日 0時42分配信)

 「政府とは全く関係ない」と前原さんが言うのなら、その通り、関係ない。
 「承知していない」と首相が言うのなら、まったくその通り。額面どおりに受け取れば良い。
 しかし、日中間に外交問題が発生し日本人が不当に拘束されており、誰かが泥を被らなければならない現状において、細野の行動を誰が責められるというのだ。政治とは「結果責任」ではないのか。国民からの懸念の声は理解できるが、何もしない批判型野党の方々にだけは言われたくない。
 今日の国会での集中審議を聞いた。仙谷官房長官の答弁は相変わらずひどい・・・「姑息」と言われても仕方ない。そんな姑息な人の密使なのだから、うまくいけば仙谷の手柄、失敗すれば細野のスタンドプレーと言われるだろう。それでもあいつは日本国民の生命財産を守る為に、居ても立ってもいられない心境で訪中したことをオレたちは知っている。
 中国にだって弱みはある。一党独裁国家には外交的な失敗は許されないのだ。民主主義国家と違い外交上の失敗は、政権交代ではなく国家政体の転覆に直結する。つまり中国には非常に選択肢が少ないということだ。独立運動や内戦というリスクをつねに勘定に入れて中央政府は外交政策を実行しなければならない。中国国民の「愛国無罪」という感情は、いつ何時、独裁政権に向けられるか判らない。限られた選択肢の中で、綱渡りのような政権運営をしているのが中国共産党政権だ。
  密使で行ったはずが、北京に着いた途端に報道陣に囲まれ、本人はかなり面食らったようだ。それも中国側のリークだろう。日中関係修復の糸口を探る狙いが双方にあることは間違いない。
 
yan