厳しい結果が出ました。参議院選挙の総括をしながら、来年度予算の編成、ねじれ国会への準備を進めねばなりません。
我々に立ち止まる時間はありません。特に、ねじれ国会をどうやって乗り越えるのかという点については、与野党で知恵を出し合わねばなりません。他党の言い分にも良く耳を傾けて、政権運営に臨めというのが、有権者の声なのですから。敗戦の責任を考えると複雑な思いですが、代表選挙がある9月までは、役職を全うしようと思います。明日は、早朝7時半から、報道2001に出演します。選挙直後ですので、穏当にやりたいと思います。(細野豪志 7/17)
昨年の政権交代以来、自民党を追い込むなと何度も申し上げてきた。河野太郎ちゃんをはじめとする「政策新人類」との連携や、場合によっては舛添さんの厚生大臣への起用もありだと。
今回の戦術的勝利で、今度は谷垣自民党の先祖がえりが心配だ。自民党の低落傾向は止まらない。得票率では民主党にはるかに及ばない。それでも一人区つまり地方で大勝した理由を考えてみるがいい。自民党は道州制を睨んで、予定される道州ごとの地域政党の連合体になるべきなのだ。
一方、大敗した民主党にも、共倒れを恐れず二人区に2人立てて比例票の掘り起こしを狙った「二人区ばかり楽をするな」という小沢戦略の意図が理解できない人もいるらしい。
(この人)↓
民主党静岡県連会長の牧野聖修衆院議員は党本部で記者団に、参院選大敗は改選2人区に2人の候補者を擁立するなどした小沢氏の選挙戦略が原因だったと批判。「これだけ現職を落とし、小沢氏は万死に値する。離党して責任を取るべきだ」と述べた。
牧野氏は枝野幸男幹事長らが参院選総括のため進めているヒアリングで、小沢氏が離党しなければ執行部として離党勧告するよう要求。枝野氏は「意見として聞き置く」と述べるにとどまった。(7/16 共同通信)
ああ、この「ちっちゃいおじさん」は何を言うんだろう。民主党は都市部でも全国比例区でも勝っている。戦略的には間違っていない。いつまでも連合頼み、風頼みのままでは一人区では勝てない。
その上、この方は裏工作で普天間問題をぐちゃぐちゃにした戦犯の一人。幹事長自身が選挙の責任を取らないから、あんな小者に言いたい事を言われてしまうのだ。
地域主権を目指す自民党と草の根民主主義を標榜する民主党、両者は決して相容れぬ仲ではない。しかし経団連をバックにした古い自民党と、労働組合という虎の威を借る民主党に戻ってしまうと、今後のねじれ国会では、かわいそうなくらい苦労することになるだろう。
今回の大敗で一つだけ区切りが付いたことがある。
それは、痛みに耐える覚悟を越えて、小泉郵政改革を国民はいまだに支持しているということだ。
これが衆知というものなら、
大衆の叡智を馬鹿にしてはいけない。
今回の選挙の敗者だけは、はっきりしている。
「国民新党」
「沖縄以外の社民党」
「都市部の日本共産党」
「みんなの党以外の新党」
そして
「財務省に丸め込まれた首相」
と
「勝負の前にみんなの党に擦寄った幹事長」
yan