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小沢氏進退が焦点=政府・民主内に辞任論

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入に絡み、秘書を務めていた同党の石川知裕衆院議員らが15日、政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことで、小沢氏の進退が焦点となった。党内からは世論の反発や野党の追及を考慮し、小沢氏の幹事長辞任は避けられないとの声も上がった。
 民主党の中堅議員は「小沢氏の説明が必要だ。それで国民に理解されないなら職を辞すしかない」と指摘。副大臣の一人は「政権へのダメージを考えれば、辞めざるを得ない」と語った。
 党内には鳩山政権の「最高実力者」の小沢氏が退けば、夏の参院選を前に党の結束が弱まりかねないと懸念する声もあるが、小沢氏と距離を置くベテラン議員は「あす辞めたとしても幹事長をやれる人間は10人はいる」との見方を示した。ただ、検察に対する小沢氏の反発は強いとされ、「小沢氏は粘る」(ベテラン議員)と見る向きもある。
 民主党は同日夜、高嶋良充筆頭副幹事長と細野豪志組織委員長が党本部で対応を協議。党本部を出る際、記者団がコメントを求めたが、ともに答えなかった。
 一方、野党各党は一斉に小沢氏の責任の大きさを指摘しており、18日召集の通常国会で徹底追及する方針を改めて明確にした。
 自民党の谷垣禎一総裁は「政府・与党は十分な説明を果たすべきだ」とコメントした。
 与党側は2009年度第2次補正予算案と10年度予算案の早期成立を目指すが、事件の影響で守勢を強いられるのは必至だ。 
(1月16日0時34分配信 時事通信)

 「罪証隠滅のおそれのない人間を逮捕してまで取り調べる必要があるのか」という声もあるが、こうした事件の場合、政治家の秘書さんなどは「消えてしまう」前例も多い。検察がどこまで真実に迫れるか見守りたい。
 前回述べたように小沢さんは「最後の族議員」になるつもりでいたのだろう。
 「企業献金という名前のワイロ」は族議員活動の資金源。これを一手に引き受けた「ラスボス」を倒すのが民主党内の「企業献金禁止派」の最後の仕事になるんだろうと思っていた。前回はあえて触れなかったが、それは「企業献金を受け取らない企業団体委員長」つまり細野豪志副幹事長の役回りだと考えていたのだ。

 政治家の自浄能力に不安を感じたのだろうか、検察官僚がこの時期に強制捜査に踏み切ったのは時期尚早というか、検察の焦りのようなものを感じる。
 勝算はどこにあるのだろうか?
 昨年3月に大久保秘書が逮捕されたのは政治資金規正法違反の容疑だ。その後の衆議院選挙を経て小沢一郎は有権者から信任された。つまり西松事件に関しては「政治責任」を果たしたのだと考えていい。
 ここで思い出されるのが「金丸事件」だ。政治資金規正法違反という形式犯で立件、50万円ほどの罰金刑が言い渡され、その生ぬるい「落とし所」に市民の抗議が殺到。検察庁の看板に黄色いペンキが投げつけられた記憶がある。その後、事件は一転。金丸は「脱税」で逮捕され、公判中に死亡。自宅から出てきた「刻印なき金の延棒」の出所は明らかにされなかった。
 
 今回、検察は同じ図式を描いているのだろうか?
 しかし小沢一郎は「金丸事件」の一部始終を見届けている。金の延棒の代わりに土地取引を利用していたなどということがあるのだとしたら、何も学んでいないことになる。この「ラスボス」に至ってはありえない話だ。登記簿をみれば資産の動きは明快。政治資金管理団体名では登記できないから代表者の名前で行ったのだというのなら、それは「法の不備」というものだ。自由党解党時の政党交付金の不自然な移動も同じこと。「政治家として相応しくない行い」であることは間違いないが、同様に有権者の信任を受けている。
 政治資金を個人資産として貯めこみ、税務申告しなかったことで金丸さんは晩節を汚した。小沢一郎は「悪党」には違いないが、一部中国首脳に地団駄踏んで悔しがらせるような「ぼっけもん」だ。少なくとも卑怯者ではない。脱税で捕まるようなことがあるのだろうか。
 
 あと考えられるのは、鹿島・大成ルートか?
 帳簿とかを押さえたものの、ここには小沢情報以上に、前与党、自民党政治家の固有名詞が並んでいることは解りきっている。(少なくとも当時野党暮らしの小沢さんに何の職務権限があったといえるのか?)捜査の行方を見守りたいというのはそういうことだ。
 
yan