第171通常国会召集 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 通常国会の幕が開きました。予算委員会の理事補は殊のほか忙しく、恒例のテレビ局(SBS)の新年会に初めて欠席してしまいました。
 メディアでは、「激突国会」という言い方がされていますが、この局面に必要なのは「話し合い」ではないかと私は考えます。政府の補正予算には、山ほど問題がありますが、定額給付金を除いた補正予算案に民主党に賛成することを決めました。これまでなかった大きな妥協です。ボールは麻生総理にあります。

 ここまで来た以上、定額給付金を諦めろと言うつもりはありません。必要なのは、給付金を切り離し、他の予算を先に成立させる大局的判断です。「妥協」を完全に排除した民主主義は、数の論理そのものです。与党の中から、健全な「妥協」の声が挙がるのを待ちたいと思います。      細野豪志 1/5



 今回の記事は細野豪志ブログ「民主という選択」1/5掲載の「危機感を共有しよう」と同時に読んでいただけると判りやすいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/d/20090105

 

政府案の問題点をいくつか抜粋してみます。

「なぜ、土日、乗用車、それもETC搭載車のみ、1000円で乗り放題なのか?
景気の落ち込みで崖っぷちに立っているトラック業界は一体どうなるのでしょうか。

3歳から5歳の子供のみ、しかも一年のみ手当てを支給する根拠は何か?」


 これらは、民主党が主張してきた高速道路無料化や一律支給の子供手当てという政策提案のパクリです。民主党の提言には効果が無いと主張してきた自民党が、言を翻し、おのれの政策として提案しています。こうした自民党の態度には矛盾がありますが、そこには目をつぶって、自民党案を丸呑みしても良い、ただし定額給付金は切り離せ・・・それが民主党の主張です。

 何故減税方式ではなく給付金なのか。2兆円のバラマキのために5000億円の費用をかける・・・それは、税金の無駄遣いを毛嫌いする民主党には「政策という名に値しない何か」に見えるのです。「何か」ってつまりは選挙対策ですよ。麻生首相こそ政局にしか目が行っていないじゃありませんか。

 

 いま権力の重心は自民党から離れつつあります。

 

 ねじれ国会では「参院民主党」が妥協しなければ法案は一つも通りません。今回の民主党の提案は「ここまでは妥協しても良い」というサインです。だから「ボールは麻生総理にある」とまで言うのです。

 実は「原理原則を明確にして闘えば民主党は手も足も出ない」のも事実です。

 問題は麻生首相の資質にありそうです。麻生さんが原理原則を明らかにすれば、民主党は妥協せざるを得ません。それほど衆院の300議席は大きいのです。ところが、いまの自民党はバラバラです。私は麻生さんに小泉流の決定力を期待していました。いまこそ麻生さんは「景気回復の本丸はこれだ」と主張するべきなのに、いろんな人の意見に左右されて「あれもこれも」と目の焦点が定まっていません。

 

 そこへ坂本政務官の失言です。「日比谷公園に集まってきたのは本当に派遣切りの被害者なのか。単なるホームレスではないのか?」・・・それを言っちゃあおしまいですってば(苦笑)。

 麻生首相は「回復の本丸」を明らかに出来るのか? 

第171通常国会、波乱含みのスタートです。

 

yan