注目の麻生総理の会見が終わりました。私が見たところ、ポイントは二つ。第一に、給付金方式の減税。総額2兆円規模で、4人家族で6万円。年内に現ナマでばらまく?とすれば、何ともすさまじい話です。世紀の愚策と言われた地域振興券と全く同じ政策が、まさか再び出てこようとは・・・。個人的な趣味を言えば、国民の鼻先に現ナマを突きつけて人気を得ようとするやり方は、下品のひとことに尽きると思います。もう一つのポイントは、財政中期プログラムで3年後の消費税引き上げを明言したことです。将来の増税が明らかになった以上、給付金の相当部分はタンス預金となりそうです。内需拡大には近道はありません。民主党は、医療、年金などの将来不安を取り除くという王道を歩みます。細野豪志 10/30
今日の「今日のひとこと」には続きがあります。
http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/e/7f5e8476f78db690912d62844a45bf2e
細野ブログから引用します。
(文中の「明日」というのは11月1日つまり今日の事です)
明日は、金融機能強化法の財務金融委員会での審議で質問に立ちます。私に与えら得た課題は、農林中金です。
ここまで金融不安が広がっている以上、地域の金融機関である農協に公的資金を投入することも、場合によっては必要かも知れないと思います。ただし、経営責任も情報公開もないがしろにする政府案では、とても納税者に説明がつかないというのが私の率直な感想です。
今日の会見で、麻生総理は、金融不安をもたらした「証券化商品」について、金融機関の監視の不備に対する「反省」に言及していました。農林中金を投機に走らせ、公的資金を投入しなければならなくなった(りつつある?)ことに対する当局の監督責任も聞いてみたいと思います。
これが「モラルハザード」という問題です。
アメリカ流の自己責任原則で金融機関を潰しまくる、
という手法を取らずに、
日本では「公的資金」で銀行を救済してきました。
投機とはバクチのことです。
「失敗しても、どうせ国がケツを拭いてくれる」
という金融機関はいいカモになります。
そうしないために、まず生贄が必要なのです。
公的資金注入前に
投機に失敗した経営者を市中引き回しの上、
晒し首にする必要があります。
日本の金融機関は今では
海外の破綻機関を救済するほど強くなりました。
そんな時に投機に失敗していた
そういうダラシナイ農林中金は
救済する必要がありません。
農協がつぶれて困るのは
農協職員だけです。
農家の貯金は
「農水産業協同組合貯金保険制度」
で保護されているじゃないですか。
そもそも、「農業人口よりも農協人口が多い」
というのはどういうことですか?
農協がつぶれても、農業は困りません。
農家には戸別に補償すれば良いのです。
それが民主党の主張する政策ですが、
これのどこが「バラマキ」なのですか?
農協がつぶれて困るのは自民党だけです。
yan