「一般に公開された情報のみを用いて、政局を分析する気鋭の研究者」(ダイアモンドon line)上久保誠人氏から回答をいただきました。
☆うん。民主の中からご覧になってらっしゃるのでおわかりかと思いますが、民主は早くやりたい「事情」がありますよね。それは裏返すと、自民は早くやらない方がいい、ということになります。
福田辞任までは、そういう均衡が続いてたんだと思いますよ。そして、基本的には次の首相も同じように「解散しない権利」を行使すればいい、はずなんですが。。。
「玄人的」には間違いなくそれが合理的なんですが、永田町内外にはもう次に起こることは解散、という雰囲気というかね、流れができてしまったように思います。そういう流れになると、なかなか逆らうのは難しいですね。
・・・
民主党の早くやりたい「事情」というのは
もちろん資金力のことです。
総裁選挙を利用して
「鐘や太鼓で全国遊説」といったマスコミ戦術は
自民党の十八番です。
カネのちからでは、業界団体に強いパイプを持つ、
自民党には逆立ちしても勝てません。
弱者が強者に勝つ為には常に
「選択と集中」が必要なのです。
さて、その自民党総裁選ですが、
自民党の看板として、誰が一番戦いにくいか?
といえばやはり小池百合子元防衛大臣でしょう。
小池さんと小泉さんで選挙区を回れば
人だかりの山になること間違い無しです。
小池が勝つくらいなら自民党を離党する・・・
と息巻く御仁もいらっしゃいますから、
まあ派閥の論理からいえば、
小池首相の誕生は有得ないのかもしれません。
でも、
小池さんに応援してもらえる候補者と
応援に入ってもらえない候補者・・・
それを決めるのが今回の総裁選でもあります。
いわば
「百合子姫と6人の小人たち」の争いです。
白雪姫の本当の敵は、お城のお妃様でした。
「鏡よ鏡、教えておくれ・・・」
自民党の本当の敵は、もしかしたら、
公明党の浜四津代表代行かもしれませんよ(怖)