東シナ海のガス田交渉が妥結しました。総括すると、包括合意には程遠いものの、問題解決に向けた光明は見えた合意内容です。詳しくはhttp://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/
でご覧頂ければ幸いですが、肝に銘じるべきは、国際社会ではルールの範囲内で行動したものに果実がもたらされるということです。特に海洋や宇宙のように国際法の確立していない領域においては、絶えず戦略的な行動が求められます。東シナ海に関連して気になっているのが尖閣諸島の問題です。台湾の釣り船の問題が、領土問題に発展している現状は、極めて危険です。尖閣諸島の問題で、馬英九政権が中国と共同戦線を張るようなことがあれば、ガス田どころの騒ぎではなくなってしまいます。台湾では、国民党による政権交代が実現し、ナショナリズムが高まっているだけに気がかりです。細野豪志 6/18