タクシーチケットで現金還元 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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国会最終盤になって、接待タクシーが浮上しています。いつもながら、長妻さんの使命感と執着心には頭が下がります。深夜まで仕事をしている官僚の皆さんは気の毒ですが、金品を受け取るのは、どう考えてもまずいです。ただ、日頃の彼らの仕事ぶりを見ていると、個人的には、お茶をもらったことを正直に報告した人を断じる気にはなりません。若手官僚のオーバーワークを改めるためにも、これを機会に、国会質問の通告を簡略化するべきです。官僚が質問に先立って事実関係を調査しておくことは必要ですが、異常に前置きの長い答弁書や、「更問」(質問者が更に突っ込んで質問すること)に対する答弁書まで用意する必要はありません。議員が大局的な質問を行い、大臣が政治判断をするというのが本来の国会の姿のはずです。これをきっかけに、官僚の振り付けに従って政治家が演じる芝居ではなく、政治家同士の真剣勝負の場所に、国会を変えたいものです。細野豪志 6/7




長妻さんのエライところは、

問題の本質を突いて切り込むその姿勢にあります。

マスコミは

お茶やビールの接待をする「居酒屋タクシー」に

問題を矮小化しようとしていますが、

本当の問題は、

官僚に支給されるタクシーチケットを

「キックバック」させることで、

税金のつまみ食いを許していることです。

 

自由化によってタクシーは急速に増えました。

自由競争なのですから、

いろんなサービスがあっていいのです。

しかし、

規制したり、規制を緩和する力をもったものが、

それによって直接の利益を得ることは犯罪です。

かつて越後長岡藩の河井継之助が

藩政改革を推し進めた際、色街ではやった歌があります。

「かわいかわいと思うていたが、いまじゃ愛想もつきのすけ」

 

改革者は嫌われてナンボ。

上に立つものが襟を正さなければ、

問題は解決しません。

  

耐震偽装事件のころ、

ある民主党議員が「シャブコン」の問題に気がつきました。

しかし、

その追求する姿勢は「惜しいなあ。あともう少し」でした。

テレビ映りを意識した、僕ちゃん気がついちゃったもんね、

という姿がミエミエで、失笑ものでしたが、

実はあれは「偽装」ではなく、

建設業界を蝕みつつある「手抜き」という問題に

もう少しでたどり着く可能性がありました。

 

いま、うちの地元では、ユーストアという

郊外型の量販店の床が大きく凹んでしまい、

「ショッピングカートが傾斜で動いてしまう」

という笑えない事例があり、

施工した業者が工事をやり直しています。

 

その業者というのも地元では最大手、

多くの技術者を育ててきた姿勢が

高く評価されている会社でした。

  

そうした企業にしても、競争社会では

「経済施工」を心がけなければ勝ち残ってはいけない、

そういう時代になったのです。

 

昨年の最高裁判例以来、

地域住民は「不安全な施工をした会社」に対して

「不法行為責任」を問えるようになりました。

建物は安全であって当たり前、

そういう風潮の中で「手抜き」をすれば

会社の存続自体が危うくなる・・・

今後、建設業界に対する風当たりは

ますます強まっていくことが予想されます。

  

yan