総理が新提案 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 総理の提案を一言で評すれば、“too late, too small”です。我々からすると当然の一般財源化ですが、道路族の皆さんにとっては大変な問題です。総理の会見を聞いていて、背後に小泉氏がいるのではないかと感じました。自民党内の抵抗勢力と戦う姿勢は郵政民営化と重なります。役者は劣りますが、総理の表情からは、自民党との調整をせずに国民に訴えかける高揚感を見て取ることが出来ました。与野党の激しい攻防と平行して、自民党内の権力闘争のゴングはなりました。いよいよ年度末。郵政の時のように吹き飛ばされないよう、腰を落として前進しなければなりません。細野豪志 3/28

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【福田康夫首相が27日の記者会見で発表した提案】

①地方財政や国民生活の混乱を回避するため、08年度歳入法案の年度内成立。

②道路関連公益法人や道路整備特別会計関連支出の徹底的な無駄の排除。

③道路特定財源制度は今年の税制抜本改正時に廃止し、09年度から一般財源化。

④暫定税率分も含めた税率は、環境問題への国際的な取り組み、地方の道路整備の必要性、国・地方の厳しい財政状況を踏まえて検討。

⑤道路の中期計画は5年として新たに策定。

⑥新たな整備計画は、08年度道路予算の執行にも厳格に反映。08年度予算における一般財源としての活用は、民主党から現実的な提案があれば協議に応じる。

⑦与野党協議会を設置し、一般財源としての使途のあり方、道路整備計画などを協議・決定。

 

 小泉元首相が「一般財源化に踏み込むべきだ」とアドバイスしたのが2月の22日。福田さんは一ヶ月以上逡巡していたことになる。

 この新提案の評価すべきポイントは⑤の「中期計画を新たに作成」という部分だろう。福田首相は「最新の調査を前提にする」と言い切った。これでは、自民党道路賊が古い交通量調査を持ち出してまで費用対効果を偽造して推進してきた「高規格道路の未着工部分2900キロ」などの不要な道路はつくれなくなる。

 道路賊にとっては大問題。これから自民党内の足の引っ張り合いが始まることは確実だが、ここは福田首相を応援したい。

 

一方、民主党の主張する「小沢3原則」は以下の通り。

①地方分権を進めるためにも、道路財源を08年度から完全一般財源化させる。一般財源のうちの多くと補助金とを併せて地方に配分し、地方を再生させる。

②暫定税率の即時廃止。年間2兆6000億円の事実上の減税対策にもなる。庶民の暮らしを救う。

③今国会でも明るみに出た官僚天下りの完全廃止。天下りをなくせば国や地方の行政は劇的に変わる。
 

まずはガソリン代25円を値下げせよ!

しかるのちに、妥協できる部分は妥協し、道路賊の息の根を絶て!

国民生活が混乱するというのなら、

天下り先が溜め込んだ「埋蔵金の活用」で防げばいいじゃん。

 

yan