
細野豪志の「今日のひとこと」
2008年01月30日 19時00分 発行
「使い古したスーツ」に「黒のスニーカー」で闘った国会での攻防が終わりました。二日連続のオシクラ饅頭で、腰が痛くなりました。もちろん、こんなことをするために国会議員になったわけではありません。国会でガソリン問題を徹底して議論する場が与えられたことを喜びたいと思います。それにしても、この間、福田総理の姿が全く見えなかったことが気になります。予算委員会での質問に対しても、「存じ上げない」を繰り返し。予算の編成に責任をもつ総理としての責任感も、自民党総裁としての気概もそこからは見て取ることが出来ませんでした。いずれにしても、騒動は一段落。明日から新たなスタートです。細野豪志 1/30
民主党の若手議員には、
「乱闘に備えて、破れてもいい安いスーツで登院せよ」
という通知があったようだ。
そして急転直下、
与野党は対立を回避、議長斡旋案を受け入れた。
その内容は以下のとおり。
①総予算及び歳入法案の審査に当たっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする。
② 国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものについては、立法府において修正する。
「一定の結論」というところがミソ。
これによって、約2ヶ月間の論争が可能になったのだから
今後は気合をいれて議論していただきたい。
「ガソリンの値段が下がると車が増えて環境に悪い」
「もっとも燃費のいいのは時速100km走行なので、
高速道路がもっと必要」
などという悪質なデマについては論難する必要も無い。
論ずるべき本質は1リッターあたり25円の使い道。
「25円(2兆6千億円)のカネを、向こう十年間、
政府と役人に使わせるのか、
それとも自分で自由に使うかの選択だ」
有効な使い道があるというのならきちんと国民に示せ。
社保庁のような無駄遣いがズルズルと出てくるようなら、
今度こそ国民は許さないだろう。
yan