孤高のパトリオット | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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[2007/11/25号]

週末、地元の事務所には、マスコミ各社からのアンケートが積み重なっていました。これが来ると、いよいよ選挙という雰囲気になります。選挙直前になると、個別の政策についての見解を質すものが山のように積み重なり、寝る時間がなくなります。政策は代筆が利かないだけに、辛いところです。項目の中に、「最近読んで感動した本」という項目がありました。仕事がらみで政策本や新書の類ばかり読んでいるので、「感動」を覚えることは滅多にないのですが、仙谷由人議員の推薦で手にした「評伝 斉藤隆夫」という本が頭に浮かびました。久々のひとことで、あまり長々と書くのも何ですので、感動した理由はあした。細野豪志 11/25

「我々は戦争に負けた。負けたに相違いない。併し戦争に負けて、領土を失い軍備を撤廃し賠償を課せられ其の他幾多の制裁を加えらるるとも、是が為に国家は亡ぶるものではない。人間の生命は短いが、国家の生命は長い。其の長い間には叩くこともあれば叩かるることもある。盛んなこともあれば衰えることもある。衰えたからとて直ちに失望し落胆すべきものではない。若し万一、この敗戦に依って国民が失望落胆して気力を喪失したる時は、其の時こそ国家の亡ぶる時である」(評伝斉藤隆夫より)


巷間伝えられる政治家と官僚の腐敗。

国民はこれに失望し、そのはけ口を求めている。

昭和の一時期、民衆は青年将校たちの決起に喝采し、

日本は戦争へと突き進んだ。

選挙のたびに投票率が下がる現状は、

民主主義の危機を暗示し続けている。

今、私たちには選択肢が必要だ。

細野豪志というのは私たちにとってそういう存在なのだ。

 

評伝斎藤隆夫―孤高のパトリオット (岩波現代文庫 社会 154)/松本 健一