薬害肝炎問題、半歩前進? | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 肝炎問題が大きく動き出しました。原告団の命をかけた座り込みの結果、ここへ来て、政府・与党も原告団との話し合いに応じる構えを見せています。30日の夕方、小沢代表が座り込みの現場に入りました。県議会選挙の初日に、地元の出陣式をキャンセルして上京するかどうか迷いましたが、代表と原告団とのつなぎ役をするために、同行してきました。気にかかるのは、世論の盛り上がりです。世論の動向次第で、週明けの動きは予断を許しません。ここまで来ると、我々野党の役割は、原告団の思いを受け止め、党派を超えて政府に決断を求めることです。 細野豪志 3/31
C型肝炎訴訟「政府・与党で解決」 官房副長官が原告に

03月30日23時33分(asahi.com)

 下村博文官房副長官は30日、官邸で薬害C型肝炎訴訟の原告らと面会した。原告らによると、下村氏は「政府と与党が一体となって肝炎問題の解決に取り組む」として、政府主導で肝炎対策に本格的に動き出す方針を示した。大阪、福岡、東京地裁で続けて国が一部敗訴したことを受け、「政治的解決」を望む原告らに応える形だ。一方で、国は東京地裁判決については不服として同日、東京高裁に控訴した。

 面会した原告らによると、下村氏は「安倍首相の声と思って聞いてほしい」としたうえで、「政府としてもみなさんと痛みをできるだけ共有したい。与党と一体となって解決に向けて取り組んでいく」と話したという。

 また下村氏は、安倍首相から「訴訟とは別に、解決できることがあれば努力する」などと指示されたといい、与党にも肝炎対策を勉強・研究するよう働きかけると明言した。

 これを受け、原告団は厚生労働省で記者会見した。薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子さん(50)は「私たちは何度もノックしましたけれども、やっと、重くて固い扉が開きました」と声を詰まらせた。鈴木利広弁護団長も「政府が訴訟を含めて、解決に向け対応すると受け取った。ゼロ回答ということはないだろう」と評価した。

 23日の東京地裁判決後、原告団は解決に向けた協議を柳沢厚労相に求め、拒否された。このため28日から夜を徹し厚労省前で抗議の座り込みをしていたが、30日、座り込みを解除した。


C型肝炎訴訟「国は控訴の方針変えず」

03月30日15時9分配信 (yomiuri onlin)

 血液製剤「フィブリノゲン」などを投与され、C型肝炎ウイルスに感染させられたとして、患者が国と「三菱ウェルファーマ」(大阪市、旧ミドリ十字)などに損害賠償を求めている薬害肝炎訴訟で、国側は30日、国の責任を一部認めた東京地裁判決を不服とし、東京高裁に控訴することを決めた。
東京地裁判決は、東京訴訟の原告21人のうち、6人について、旧厚生省が企業を通じて、肝炎ウイルス感染の危険性を警告する責任があったと指摘した。



読売によると「国は判決を不服として控訴を決定」したが、

朝日は「訴訟とは別に、政府・与党で解決」と伝えている。


厚生省にも国民にもいい顔をしたい・・・

そんな思惑が滲み出ている。


小泉前総理が「ハンセン病訴訟」で

厚生省の言い分をズバッと切り捨てたのとは

好対照の対応だ。


安倍首相、もう少し判り易くお願いできませんか?


              by yan