県会議員の選挙が始まり、4月8日まで息つく暇も無い戦いの日々が続きます。この選挙は、「格差」と格闘してきた民主党の国会での戦いに、評価が下される場面でもあります。今週に入って、偽装請負で糾弾されていた経団連会長の会社が、正社員を増やす方針を出しました。昨日、肝炎問題で国の責任を問う声が、ようやく与党内でも上がり始めました。座り込みをしている原告団の行動が、世論そして政治を動かしつつあります。夜郎自大の強者論理は、潮目を迎えつつあるのではないか。流れを引き寄せられるかどうか、勝負の時です。 細野豪志 3/30
偽装請負
キャノンの御手洗会長は法令に違反しているとの告発を受けた際、
「法律のほうが間違っている」と居直った、と伝えられた。
実は、労働者派遣が認められる前から、
製造現場ではこの「請負労働者」を問題視する声は多かった。
「直接指揮監督できない」
ということにより、小さな災害が頻発したのだ。
単純労働とはいえ、
操作を誤れば重大災害を惹き起こす可能性だってある。
こころある監督者たちは、
違反を承知で、朝礼などの際、正規従業員と区別せず、
危険予知訓練を施していたのが実態だ。
「エライ人は解っちゃいないんです」
法律がやっと実態に追いついてきた。
この現場の実態を法令違反だと責める事はできまい。
・・・しかし、
エライ人たちは依然として「格差」大歓迎だ。
ニュープアと呼ばれる階層が日本の産業を支え始めた。
サラリーマンが普通に勤め上げて
子供と専業主婦を養って、
郊外に家を買う・・・
そんな普通の暮らしが出来るのは、
いまの「団塊の世代」で終わりらしい。
専業主婦というのは一種の「特権階級」なのかもしれない。
by yan