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「偽造有印公文書行使:偽造納税証明で5000万円融資申請容疑の男逮捕」
 富士署と県警捜査2課は17日、偽造した納税証明書で融資を申し込んだとして、富士市国久保3の建設会社「富士技建」専務、田中憲二容疑者(49)=同市国久保1=を偽造有印公文書行使容疑で逮捕した。調べでは、田中容疑者は今年6月12日、偽造した納税証明書3通と粉飾した決算報告書で優良企業を装い、静岡市葵区内の都市銀行に5000万円の融資を申し込んだ疑い。申請を不審に感じた銀行が富士税務署に確認して発覚。「経営が苦しく、自分1人でやった」と容疑を認めている。【稲生陽】
毎日新聞 2006年10月18日

 偽造有印公文書行使という微罪で逮捕という小さな記事に注目したい。
 
地元では「頭金無しでマイホームの夢を叶えます」というキャッチフレーズで有名だというこの会社。
2000万円、3000万円というローンの審査を頭金なし・無担保で通してしまうテクニックが売りだったらしい。このあたりに余罪があるのだろう。いまごろ真っ青になっている銀行マンがいるかもしれない。まあ、住宅ローン、リフォームローンというのはそんなに簡単に借りられるのか?という疑問は後回しにして、問題はこの会社が「頭金なし」どころか「多重債務者」にもローンを組ませる「裏ワザ」を使っていたという噂があることだ。

手口はこうだ。
例えば、サラ金での借金を夫に打ち明けられず悩んでいる主婦などに近づき、マイホームの購入を持ちかける。
「銀行で住宅ローンを組んで、サラ金にこっそり返済してしまえばいいんですよ」
坪40万円×30坪の家なら1200万円のはず。それを
坪60万円×30坪の見積もりを作成し、銀行から1800万円引き出す。
 サラ金の金利よりはるかに安く借り換えが完了する。
 単純に言えばこれだけのこと。坪当たりの単価など銀行マンには解りっこないし、施主が納得ずくなのだから、どんな手抜きだって出来る。両方ハッピーなのだ、1200万円のものを1800万円で売ってどこが悪い。サラ金の厳しい取立てから逃がしてやったんだから、人助けをしているようなもんだと嘯く。

 問題は、一度借金ぐせのついた人間が、サラ金から「つまみ食い」せずに住宅ローンを払い続けることが出来るかだけだ。案の定、自己破産者が続出し、銀行はおかしな商売のお先棒を担がされたことに気づくことになる。

これは何らかの詐欺にあたるのだろうか?詳しい方がいたらご指摘願いたい。

最後にこの会社の自己紹介を転載しておく。
 
当社は昭和48年創業以来、常にお客様と時代のニーズに合った商品を提供し続けてまいりました。2004年には『より強く』を目指しナショナル耐震住宅テクにストラクチャーを、そして2006年のイチオシ商品は『より健康に、より快適に』を目指し、一軒まるごと天然素材を使って建てる『無添加住宅』です。私達、富士技建はこれからも、皆様の幸せと地震環境に貢献し続けてまいります。
 
建築士の私には意味が解らないが、原文のママである。


by yan