竹中平蔵をほめる。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 「良識の府」参議院が問われています。竹中平蔵大臣が、参議院議員を辞職するそうです。小泉改革の旗頭であった竹中氏。小泉総理を支えるのが目的であったのでれば、6年の任期のある参議院議員になる必要はありませんでした。辞任は投票した有権者に対する裏切りです。竹中大臣にはもう一つ言いたいことがあります。小泉政権下で経済は回復しましたが、市場のひずみは大きくなっています。拝金主義の横行、サラ金の跋扈、非正規雇用の拡大などのひずみを直していくか、竹中氏には政治家として見届ける責任がありました。竹中氏の辞職で、繰り上げ当選するのは女子プロ選手だそうです。自民党は、新庄選手に来年の参議院選挙出馬を打診しているそうです。スポーツ選手だから駄目だとは言いません。国政を担うべき人かどうか、問われているのは政党と有権者の判断です。  細野豪志 9/15

繰上げ当選するのは「女子プロレスラー」の神取忍。
「正直さぁ、イラク問題とかよく分かんないんだよね、ぶっちゃけ」
およそ政治家候補とは思えぬ物言いで選挙戦を戦った。
その辺の2世議員など眼力だけで震え上がらせる、男の魂をもった格闘家。
見たことはないが、たぶんキンタマは付いている。
有権者はそんな神取忍を次点に押したのだ。
タレントであろうと、2世議員であろうと、
彼らを公平に評価しないことは、
主権者である自らを否定することになりかねない。

2年前の竹中平蔵氏の参議院選立候補時のニュースを引用する。
『竹中金融・経済財政担当相(53)が参院選比例区に自民党の公認候補として立候補することが16日決まった。小泉首相が同日夜、東京都内のホテル で竹中氏と会い「参院選に出て、構造改革の必要性をご自身の言葉で国民に語って欲しい」と直接要請。竹中氏が「首相をさらにお手伝いしたい。私自身により大きなミッション(使命)を課すことに大きな意味がある」と受け入れた。
 首相は会談に先立ち、官邸で記者団に「民間人を大臣にするのはけしからんと党内から辞めろコールもあったが、国会議員になれば、そういう声も起きないと思った」と語った 』(朝日新聞)

選挙の洗礼を受けない学者のセンセイが、
大臣として金融政策に大鉈を振るう事には疑問があった。
国民はこのセンセイに「失政」の責任をとらせることが出来ないのだ。
逆に言えば、竹中大臣には、
わざわざ参議院に立候補するメリットなど、なにも無いということ。
 
しかもこの時、自民党は敗北を喫している。
年金とイラクが争点だと言いながら、
与党も野党も、あいまいな発言をする政治家がほとんどだった。
その中で、竹中平蔵は、
立候補してみせることで、はっきりと自己の責任を国民に問うてみせた。 
   
その竹中氏が辞職を表明した。
      
「小泉総理を支えるのが目的であったのでれば、
6年の任期のある参議院議員になる必要はなかった」
               
それはそのとおりかもしれない。
   

メール問題の時、

永田議員は有権者の付託がある限り辞職すべきではないと主張してきた手前、
ここで竹中大臣の議員辞職を賞賛する事自体、実は、いささか心苦しいのだ。

 

しかし、昨年の郵政解散選挙の敗因を分析していくと、
日本国民はわかりやすい決断をする人物を好んでいることがわかる。
「ひとつの仕事を終えたので大学教授に戻ろう」
という竹中大臣の行動自体は受け入れられやすい。。。

 
このあたりの有権者の意識が理解できないと、

民主党は次の選挙も負けるだろう。 
    

国政を担うべき人かどうか、

問われているのは政党と有権者の判断です。 

                       
小泉郵政改革を批判して離党したはずが、
大臣のポストと引き換えなら復党するセンセイもいる。
大橋巨泉センセや田嶋陽子センセなどは、
辞職しても、こんなに非難はされなかった。
  
「国政を担うべきレベルの人かどうか」というのは
何をもって判断すれば良いのか、教えて欲しい。
                                                                                      
                          by yan