サラ金と闇金の違い。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 グレーゾーン金利という言葉をご存知でしょうか。グレーゾーン金利とは、利息制限法の上限金利20%(10万円以下)と出資法の上限金利29.2%との差のこと。利息制限法には罰則がないために、消費者金融業者の多くは、20%を超える利息を取っています。消費者金融による被害が増加し、グレーゾーン金利撤廃の動きが本格化しているのですが、利用者の利便性を錦の御旗に存続を図る動きもあり、綱引きが激しきなっています。やり玉にあがっているのはサラ金大手ですが、ノンバンクの子会社で設けている銀行も、命を担保に借り手に対する生命保険を販売している生命保険会社も、モラルが問われています。私はグレーゾーン金利即時撤廃論者です。ここは、政治が決断すべき時だと考えます。  細野豪志 9/14

政治屋に告ぐ。
「サラ金を保護しないと借りられない人が闇金に走る」
という自民党の説明は、どこかおかしくないか?
 
政治家に告ぐ。
グレイゾーン金利など即時撤廃を主張しなくてどうする?
ストライクでなければボールに決まってるじゃないか。
民主党の主張する「改革」とは以下のようなものではなかったのか?
   
 「自民党」のいう改革
(1)現行制度を前提として、財政的にそれを維持できるように変える。
(2)既得権益の打破は結果であって、それ自体は改革の目的ではない。
 「民主党」の主張する改革
(1)現行制度の不公平に積極的にメスを入れて、より透明性と公平性のある社会を構築する。
(2)既得権益の打破が改革の目的そのものである。 
  
既得権益が打破されることで多少、社会が不安定になろうとも、
人々が生きながらえるチャンスだけは公平に与えられるべきだ。
   
死因が判明しないまま保険金が支払われていたケースが
年間2万件に上ることがバレた際の、生命保険協会の
「死亡を確認する方法まで協会として承知しておらず、サラ金各社の問題だと考える」
という談話は何を意味するものなのか。
死んで払え、という営業を黙認するのなら、
「腎臓売れ!眼球売れ」という闇金と、どこか違いがあるのか。
 
20%以内の金利が「ストライクゾーン」なら、
利息制限法上の超過金利は「ボール」。
出資法上の超過金利は「ビーンボール」である。
 
ここのどこにグレイゾーンがある?
利息制限法に違反する「違法金利」のことを
「グレイゾーン」などと軽々しく呼ぶべきではない。
即時「不法金利」もしくは「制限超過金利」と言い換えよ。
自公連立政権は「負け組」から命まで奪おうというのか?
 
セーフティネットすら撤去された今の世で、
死んで責任を取った人々の、
そして残された人々の、
声なき声が耳に届かないと言うのなら、
政治家なんぞ辞めちまえ。
 
                        by yan