サタずば出演??? | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 安倍氏が、総裁選の公約を発表しました。他党の総裁選に口を挟むのは避けようと思っていたのですが、今回の公約には正直、がっかりしました。項目の羅列で、ほとんど具体的な政策が書かれていません。もちろん、すべての政策を具体的に論じることを期待してたわけではありませんが、官房長官として肝いりで始めた「再チャレンジ」、安倍政権の目玉と言われてきた「教育再生」、次期政権の最大の課題「財政再建」あたりは、具体的政策を提示する責任があるのではないでしょうか。明日のサタずば(TBS系列)で、総裁選についてコメントします。出番は6時ごろですので、眼の覚めた方はご覧になって下さい。 細野豪志 9/1

すまん。寝過ごした。。。でも、
ポスト小泉は、いいじゃん安倍さんで。
与党議員の関心は次期政権でのポスト獲得のほうに移っている。
「国民不在の総裁選」に口を挟むのはやめたほうがいい。
 
小沢戦略は明快で、次々に布石を打っている。
国民新党や現在無所属の郵政民営化に反対した議員との連携もそのひとつ。
 
安倍周辺は必死になって造反組に復党を働きかけているだろう。
今回の地すべり的勝利の先陣をきった伊吹派には
「平沼氏をしかるべき時期に復党させる」
という密約が交わされていることは想像にかたくない。
 
日本国民は愚かではない。
国民世論はきれいな「正規分布曲線」を描いており、
どんなに自党の主張が正しいと力説しようとも世論のほうは動かない。
逆に自民党の方が右に左に静かに揺れながら、
つねに一番有利な位置を占めてきた。
それが擬似政権交代と呼ばれる「派閥による自浄作用」の効果だ。
 
ひとりの天才政治家が
この「派閥」という自民党の安全装置をぶっ壊してしまった。
小泉純一郎はかつて
「私は比例区の重複立候補を断じて拒絶する」と宣言した。
小選挙区で落選した議員が比例区で救済されるという現行制度は
憲法第43条に違反しているとまで言いながら、
権力の座に着くと一転、この制度を最大限利用して見せたのだ。
 
今後おきる変化は「自民党の民主党化」だ。
自民党はいまさら「政策のデパート」には戻れない。
 
中選挙区制度の廃止で
地元への利益誘導合戦という税金の無駄遣いは終焉したかもしれない。
 
しかし、現行制度に変わり、
重複立候補の名簿順位という伝家の宝刀を握られてしまった今、
新人議員は誰ひとり、党幹部には逆らえない。
小泉純一郎は自分に忠誠を誓う者を党幹部に登用し、
政敵は内閣に置いた。
  
国会議員は国民の代表だと言いながら、
選挙地盤の弱い議員の命脈を握っているのは「首相」なのだ。
「チルドレン」は首相の意には決して逆らえない。
「チルドレン」が時々、泣きながら行動するのはそういうことだ。
国会議員の任命権すら一人の人間に集中する、
現行制度は、まさしく憲法43条に違反しているかに見える。
  
では、現行制度は憲法違反なのか?
そうではあるまい。
小泉さんの主張には「政権交代」という視点が欠けている。
政権交代の可能性によって初めて憲法第43条は担保されるのだ。
 
「細野豪志がいいのは判るんだけど、
中選挙区じゃないんだから、
地元選出の代議士はやっぱ自民党じゃないと困るよ」
 
という意見をよく聞く。
そこにも「政権交代」という視点が欠けている
 
「テレビ見たよ!豪ちゃん、がんばってるね」
そう声をかけてくれるおばちゃんたちのほうが、
よっぽど日本国憲法の本質を掴んでいるのだから、侮れない。
 
細野よ!
民主党政権誕生の日まで、
あらゆるメディアを利用して自分の意見を主張すべし。
…でも、TVタックルでちょんまげ姿になるのだけは遠慮してもらいたいなあ。
 
                         by yan