( =゚∀゚)ノ毎度!五助屋レザー です!
なぜ量産品に箔押しが多いのか
まぁ刻印を捺すのに適してない、戻ってしまう革を使うと選択肢が箔押ししかなかったりするのだが。
なぜ単品制作で、箔押しをあまりやらないかは、こんな工程を見たら分るかな?という今回です。
まず、専用の熱に強い刻印が必要になります。
これはヒートプレートについています。
何でついているかというと、専用のボンディングテープという耐熱の両面テープです。
捺す面に傷をつけないように外します。
これがテープ。
カチカチになってますから次回使う時のために掃除ですね。
これは、革包丁でない、鋼の入っていない革漉きという道具です。んな名前だから漉き作業出来そうですが、基本的に鈍らなので適してないですね。僕はテーブルの掃除とか、こんな時に使います。よくホームセンターに売ってるアレです。
こんな作業で、キンキンに研いだ革包丁の刃が欠けたらやだもんね。まぁ、これなら鈍らなのですぐに刃も付くのでこんな使い方です。
まず、ヒートプレートをしっかりとベースになる土台と水平にセットして
留めます
下に敷く台は、ご自身でなにか使いやすそうな物を探してもらうもよし。
レザークラフト用アルミ板として
http://gosukeya.thebase.in/items/4797644
取り扱いもございます。
これにラインを書いてありますが。これに
箔押しするパーツを乗せて
周りに端革などを両面テープで留めてジグを作ります。
こんな感じね。
んで
金属製の専用刻印にをボンディングテープを乗せて、そのパーツに押したい所にセットして
電源を入れて温度を上げたヒートプレートにセットします。
土台は直角が出ていてALL-2000の土台と幅が同じだとセットしやすいです。
毎回同じ場所にセット出来ることが肝心です。
で、プレスするとボンディングテープが効いて接着されるというわけ。
ちなみにこのボンディングテープって、こんなんあっても一生使い切れなわって量しか市販されてないので、切り売りが、ENGAWAさんに有りますよ。テープは冷蔵庫保管です。うちにもあったんですが現在在庫切れっす。ご入用の際はお問い合わせ下さい。
小さい物なので、送料ももったいないのでついでに一品な感じにしたいよね。
さっそく試しに箔を乗せ
プレスし
剥がして見る。ここで位置関係を確認
温度が低いと箔の乗りがイマイチですね、
これだと温度が高いです。
余分に付いてしまったものは、ブラシなど取れたりしますが、一発で決まるものなので調整します。
本番と同じ革をセット
ちょっと温度が高いかな?
温調コントローラーのメモリはこの季節だと40パーセントくらいの所で1秒プレスくらいかな?
ここらの微調整は必要です。
メモリを載せても、機種や50Hzと60Hz、東日本、西日本でも変わってくるかもしれないですしね。
これは模様が入っているホログラムですが、ラインだけになると良い感じになる箔です。
何発か試し打ちしながら温度を調整して
うん、いい感じ。
ALL-2000はハイパワーなので、革に深く入るのでいい感じに凹んでその中に箔が入るので耐久性もよさそうです。
戻ってしまうクロム鞣しの革では、そうも行きませんが。
剥がした箔を見れば上手くいったのが分かりますね。
とまぁ単品、一つだけのためここまでやるのはコスト的に合わないですよね。
手間が掛かります。設備も必要。
だからこそ、こだわりで、単品でもというオーダーもございました。
究極のワンオフともいえますよね。
箔押しは、量産に見えるけどあえてとの事。
粋ですね。
使った道具は、
ALL-2000本体
別売りのヒートプレート
アルミ板
金属刻印
です。
金属刻印の作成も承ります。
さてさて、
2/15~2/17
素材博覧会が横浜で開催されます。
あたくし、16日にRC-2000もってあの、漆黒のスゴ腕抜型職人 ミスターかわさきさんの出展ブースに遊びに行こうかと思っとります。
もし、よかったら、皆さんも遊びに来てくださいませ。
http://www.sozai-expo.com/yokohama19wn/index.html
↑ここ
サンタ屋さんもいるよw
こちらが本店
簡単カートからお買い物
五助屋工具店
加工無しでそのまま使えるハイクオリティーツールをモットーに販売しております。