みなさんこんにちは、自転車乗りの親の初心者です。


前回までに、初心者目線のポルタII A80Mfの良いところ悪いところをご紹介いたしました。
今回は私がポルタII A80Mfと一緒に購入したものをご紹介いたします。
中には「失敗した絶対に買わない方がいい」てのもありました。

さてまず初めに、「失敗した絶対に買わない方がいい」というものをご紹介いたします。


【買って失敗したもの】

それは、

「天体望遠鏡 スマートフォン用カメラアダプター」10000円

なんで買ってはダメか。
天体望遠鏡側に取り付ける部分のジョイント、滑り止め用であろうゴムが柔らかすぎて、どんなにきつく締めてもiPhoneXすらの重みに耐えられず、スマホカメラと接眼レンズの光軸がすぐにズレる。
良いところもあるのかもしれませんが、かなり使いづらい製品です。



どうしてもビクセンさんのアダプターが良ければ、これではなくてユニバーサルデジタルカメラアダプターII(8000円)の方が断然いいです。
スマホ用のアダプターも付いてきます。
むしろ、1000円ちょいくらいから売っている下の写真のようなものの方が断然いいです。

同じ3点止めではあるのですが、ビクセンさんのと違い面で押さえつけるので固定力がぜんぜん違います。
スマホカメラの位置調整も簡単にできますし。

ビクセンさんの接眼レンズの径くらいの大きさなら問題なく取付けられます。

いや〜10000円、、、、勉強料ですね。
みなさんは失敗なきよう。
自分の取り付け方が悪い??
いや、説明書読みながら色々と付け方試してみたんですけどね。
段々良さがわかってくるタイプの製品なのかしら??


次に

【買って良かったもの】

1.微動延長ハンドル

これは小さなお子さんに操作させるためには必須品だと思います。
小さなお子さんの腕の長さでは、接眼レンズ覗きながらやガイドスコープ覗きながらの操作は、標準ハンドルでは手が届かずできません。
そこで、この延長ハンドルが役に立つわけです。
私の子供もこれを使って、ガイドスコープ、接眼レンズ覗きながら土星を導入していました。
欠点としたら、意外に弾性力があってビヨンビヨン動くので揺れの原因になるってことでしょうか。
高倍率で観望しているとちょっと鬱陶しいかまされません。
他のメーカで、もっと長くて柔らかそうなのが売っているのでそちらでも良いかもしれませんね。
とりあえず私的にベターアイテムでした。


2.ムーンフィルター

月はかなり明るいです。
低倍率で見ていたら、目が痛くなるほどに明るく見えます。
そうなると、クレータも明るすぎてそのでこぼこがくっきり見えないってこともあります。
そんな時に、このフィルターを使ってわざと光の強さを落とすわけです。
こういったフィルターはその減光率で何種類もあるのですが、このフィルターは名前に「ムーン」と付くだけあり、月を見るのにちょうど良い減光をしてくれるものです。
初心者の最初は月をメインに見ていくと思いますので、買っておいて損はないと思います。
なくても月が見られないってことではないので、予算に余裕がありましたら、という感じです。


3.キャリングケース
A80Mfより高い鏡筒の場合は、専用のケースが付いてくるらしいのですが、廉価版のA80Mfには付いてきません。
でも、田舎への帰省や、山など星が沢山見えるところへ持っていきたい、てこともありますよね。
そんな時のために、鏡筒用のソフトケース(バッグ)と架台三脚用のキャリングバッグを購入しておいても良いかもしれません。



1枚目2枚目の写真が鏡筒用の、3枚目のが架台三脚用の。
これ、反射板など付いていてとても親切設計です。夜道を持って歩く時の安全性を気遣ってくれている良い製品だと思います。
この気遣いを、天体望遠鏡の品質管理へも向けて欲しいくらいですね。
配送されてきた時の段ボール箱を残しておいて、それを使用するってのもありかもしれませんが、段ボール箱の保管場所がかさばりますし、耐久性的に長くは使用できないですから、持ち歩くことが確実にあるのであれば、買っておいても良いかもしれません。


4.その他、番外編
(1)カメラシャッターリモコン

一眼レフとかで月とかを撮影したい人はあった方が良いです。
特に、土星や木星など惑星を撮影する時には。
カメラ本体のシャッターを直に押すと、それだけでかなり揺れます。
セルフタイマーっていう手もありますが、そのタイマーの時間を見越して、惑星や月の位置を考えないといけないので、それはそれで面倒くさいです。
そう考えると、シャッターを遠隔操作できるリモコンは必要かなって思います。

有線でも無線でもどちらでも良いかとは思いますが、無線があるならそちらがより良いかもしれませんね。
たまたま有線のを持っていたのでそれを利用していますが、私もNikonの無線リモコンを新たに購入しようかと考えています。

(2)高倍率用接眼レンズ
ポルタII A80Mfの購入時の予算が許せば、アイレリーフが長い、欲を言えば見口の高さが変えられる高倍率用の接眼レンズの購入をお勧めします。
ポルタ2 A80Mfの悪いところ」でもご紹介した通り、付属の高倍率用接眼レンズ、PL6.3mmは接眼レンズまで3mmのところまで瞳を近づけなければなりません。
小さな子供にはかなり危険かと思います。
なので別途買い足すなら、その場で買った方が良いかと。
ビクセンさんのNPL6mmなら4000円そこそこで買えます。
そんな高くもないですし、見口の高さ調整もできるので、とりあえずは的には良いと思います。
ビクセンさん、ポルタII A80Mfのセット接眼レンズに自社のを使わなかったのは、こうやって買わせるためかな?と余計なことを勘ぐってしまいますね。
私はSLV5mmを後日購入。
ただ、5mmだと倍率が182倍になってA80Mfの最大有効倍率を大きく超えるので、大気の状態にかなり左右されやすくなります。
大気の状態が良い時には、結構綺麗に見えるのですがそんな夜は少ないです。


というわけで、私が実際に購入して使ってみての、買ってはダメなもの、買って良かったものなどを初心者目線でご紹介しました。
参考になりましたでしょうか。

それでは最後に、賞月観星さんの双眼鏡、プリンスUF7x32で撮影したオリオン座、ベルト部分とオリオン大星雲の部分を撮影した写真を載せて、今回はこれにて失礼いたします。



iPhoneXをアダプターで接眼レンズ部分に取り付けて、手持ちでコリメート撮影です。
9.3度の実視界、この広ささすがです。


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