こんにちは![]()
御三家パパの受験ノートです。
息子の中学受験に3年間伴走した父親です。
個別指導の話の次は、
過去問の答案の話を書きます。
私が数えていたのは、「あと何問」でした
以前、過去問は赤ペンと青ペンで、2回に分けて採点していた、と書きました。
1回目の赤ペンで見ていたのは、
目標点まで、あと何問正解が必要だったか。
足りない分を、問題の数で数えていたんです。
体験記を読んでいて、その数え方に入っていなかったものに気づきました。
点は、問題の単位だけで動くわけではありませんでした。
1点差、2点差の記録が、いくつも出てくる
受験体験記には、合否が数点で分かれた記録がたくさん出てきます。
- 1月校に、1点差で届かなかった子
- 1月校の2校目に2点差で落ちて、4日後に受け直して合格した子
- 合格最低点を、ちょうど1点だけ超えて受かった子
読んでいて手が止まったのは、
1点差の記録が、落ちた話だけではないことでした。
「一度も合格点を取れていなかった学校」で、+1点
いちばん印象に残ったのは、こんな記録です。
6年の前半は、他塾の模試がすべて20%判定。
最後の模試も、30%でした。
過去問でも、その学校の合格点を一度も取れていなかった。
それでも本番で、合格最低点を1点だけ超えて合格しました。
1点差で落ちた記録と、1点差で受かった記録は、同じ紙の裏表なんですね。
1点差で不合格になったあと、こう切り替えた子もいました。
「自分がこれから受ける学校は、すべて初日」
拾えるのは、空欄からでした
では、その1点はどこにあるのか。
体験記でいちばん多かったのは、空欄の話です。
5年の頃は記述を白紙で出していた子が、先生の一言で変わりました。
「書いた方が部分点がもらえる」
そこからは、何か書くようにした。
過去問の添削では、解答用紙に直接「問題で聞かれているところ」「傍線部の言い換え」と書き込んでもらい、
書き直すうちに考え方が身についたそうです。
本番の国語を、こう決めて受けた子もいます。
「絶対に空欄にしないぞ」
わからなくても、とりあえず書く。
それだけで点を拾えた、という記録もありました。
落としているほうは、書き方でした
逆に、書いたのに落としている記録もあります。
年末の模試で、歴史用語の漢字の書き方が雑だったために、2点を引かれて不合格になった子がいました。
その子は、そこから文字を丁寧に書く習慣に変えています。
ミスそのものの話は以前書いたので、ここでは一行だけ。
合っているのに、読んでもらえない答案がある。
採点している人は、読んでいます
ある学校の校長が、入試が終わった日のブログに、採点のことを書いていました。
記述や論述が多いので、
「時間をかけてじっくりと、生徒の思いを汲み取れるよう丁寧に」
採点している、と。
これを読んで、空欄の意味が変わりました。
汲み取ろうとしてくれる人がいても、空欄からは汲み取れません。
答案の向こうに、読む人がいる。
そう思うと、「とりあえず書く」は、雑な戦術ではなくなります。
次に赤ペンを持つなら
秋の過去問を採点している場合は、
点数のほかに、こんなことも見てみてください。
- 空欄が、いくつあったか
- 記述は、途中まででも書いて出せていたか
- 用語と漢字は、読める字で書けていたか
あのとき私が数えていたのは、あと何問でした。
いま同じ答案を採点するなら、空欄の数も一緒に数えると思います。
1点は、落とさないためだけの単位ではなく、拾いに行ける単位でした。
(前回は、秋に個別指導のコマを増やすか、という話について書きました。)
次回は何を書こうかな