三浦大根を一撃で屠る | 小迫良成の【食ブログ】

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「民以食以天(民は食を以て天と為す)」
「吃是一在世(食べることは生きること)」
 この言葉を心の銘と刻み込み
 食の世界を回遊・遍歴する
 或る音楽家の魂の記録

先日の金曜日。

 

やってきました。

 

四週連続の「三浦大根」!

 

・・・いや、

ワイとこはカミサンとの

二人暮らしやさかい、

そんなに仰山の大根は

正直いらんのやけどなあ・・・

 

・・・と、

思わず謎の方言が出てきたが、

それ程に我が家は

「三浦大根による絨毯爆撃」

状態に陥っていたりする。

 

うーん、寒空の下で

野菜を保管できる

風通しの良い納屋みたいなものが

ちょっとした家庭菜園やってる

庭の隅にでもあったのならなあ・・・

 

いやいや、東京は下町の

どこに行くにも至便の位置にある

(その気になれば日本橋も銀座も

 徒歩で行けたりするのだ!)

このマンションの5階に住んでいるのだ。

 

その利便性の良さを捨ててまで

広い庭つきの家に住みたいとは

さすがに思わないので、

今回は三浦大根を1本丸ごと

全部「風呂吹き」にしてみた。

 

フッフッフ、

こういう時のために

特大サイズの鍋も

用意してあったりするのだ。

(肉まんを大量に蒸すための

 3段式の巨大蒸し鍋)

 

・・ということで、

片っ端から輪切りにて桂剥きし、

ついでに素早く味が沁み込むよう

十字に切って鍋にぶち込み、

まずは水炊き20分。

 

そのまま冷まして粗熱が取れたら

こんどは「出汁・酒・味醂・醤油」の

和風味付け4点セットに

砂糖代わりの蜂蜜を少量加えたものを

大根がちょいと顔をのぞかせる程度まで

ひたひたに注いで、もう一度沸騰。

 

そして弱火orトロ火でコトコトコトコト‥‥

 

この超簡単な「風呂吹き大根」にて、

土日の二日間で見事、三浦大根を

1本全部食い尽くしてしまったぜ!!

 

で、最後に鍋に残ったのは

三浦大根1本分のエキスが

たっぷりと溶けている出汁スープ。

 

捨てるのは勿体ないし

そのまま飲むだけというのも

ちと味気ないので

この出汁スープを使って

シンプルうどんを作ってみた。

 

粗目に切った下仁田ネギと

冷蔵庫にあった天かすを入れて

カミサンに食べさせてみると

予想通りの高評価。

 

こういうときに使ううどんは

コシの強い讃岐よりも

普通の柔らかい丸うどんの方が

癒されますねえ~。

 

フッフッフ、ともあれ

これでいつ三浦大根が来ても

一撃で屠ってやるよ!!!

 

…というか、

病みつきになりそうな味でした。

 

やっぱ三浦大根、ええわ!!

 

(あっという間に食べたので

 写真撮るの忘れました!)

 

※写真は風呂吹き大根イメージ(写真ACより)