LINE児童書読書会の4月の課題本
2冊を読みました
1冊目は
「どろんこ こぶた」
アーノルド・ローベル / 作
岸田衿子 / 訳
学校法人文化学園 文化出版局 / 発行
表紙はカラフルですが、中の絵は地味な色使いで時代を感じました。
豚が黄色く描かれているのも興味深いです。
豚小屋住まいと書いてありますが、絵は広い庭の一角に犬小屋のようなハウスと、"こぶた"最愛の、小屋より敷地面積が広いどろんこの沼。
"こぶた"がどれだけどろんこが好きかを見開きで描いているところが好きです。
お話はおばさんの大掃除から始まり、掃除機でどろんこを吸い取るという荒業に腹を立てた"こぶた"。
子豚だったから世間を知らずに家出して、居心地の良いどろんこを探し回る・・・
警察や消防が出動する大騒ぎに発展しましたが、無事に元の豚小屋に戻って終わりました。
この絵本を学生時代に購入し、今でも本箱に残している
"こぶた"の気持がすんごくよく分かるんですよね。だから(笑)
自然と人口の違いなのかしら、「好き」ってそういうものじゃないかと思うのです。
理屈じゃないのです
さて、久し振りに読み返して気付いたのは
・飼い主も子豚も名前(固有名詞)が無いのでした。
「せかいじゅうで、いちばん かわいいこぶただもんな」と言うのに・・・
・そして言葉
「また みちの うえを とこ とこ ゆきました。」
「また みちを どんどん かけて ゆきました。」
「おじさんと おばさんの うでの なかに、すとんと とびこみました。」
「ぶたごやに かけこんで、まず ごはんを たべました。」
「しずかに、ずずずーっと、しずんでゆきました。」
この僅かな言葉に"こぶた"の気持ちが込められていたのでした
続いて
「どろんこハリー」
ジーン・ジオン / 文
マーガレット・ブロイ・グレアム / 絵
わたなべ しげお / 訳
福音館書店 / 発行
「くろいぶちのあるしろいいぬ」が「しろいぶちのあるくろいいぬ」になる過程と、家族の様子が面白可笑しく描かれていました。
こちらは前者とは違って
「いっしょうけんめい ぼくが ハリーなんだよ と おしえようとしました。」
「がっかりして、もんのほうへ とぼとぼ あるいていきました。」
「うれしそうに わんわん ほえながら、あなから ぴょんと とびだしました。」と、ストレートに言葉が物語っています。
絵にはその言葉のイメージを豊かに広げる底力がありました。
正に「絵本」なのでした
今夜は
本日投稿されたこちらをご覧ください
【さくら - 森山直太朗 / ハンドフルート】
2024/03/24
森山直太朗さんの「さくら」です。
伴奏音源は自分で作りました。
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by 高山大知さん
:2020/03/22に投稿された
「さくら/森山直太朗」
サムネイルの文字がピンクから白になり
伴奏音源を作成しての演奏
音の粒が花びらとなり、文字通り「咲き誇る」桜花をイメージしました
そして
昨日チャンネル登録者数 1200人になりました
どうぞ
チャンネル登録をお願いいたします
高山大知さん
X
【お知らせ】
— 高山 大知 (@daichihandflute) March 23, 2024
本日の「熊本城下のさくらまつり」は、大雨洪水警報・雷注意報の発令により中止となりました。
楽しみにしてくださっていた方々、申し訳ありません。#ハンドフルート https://t.co/a5WjLKBpth
:こちらで演奏する予定だった「さくら」をYouTubeに投稿してくださり、ありがとうございます
ふりかえる
課題の2冊。
どちらも「どろんこ」
汚すは☓で、綺麗が◯なのでした。
まぁそれが当然なのでしょうけれど、そこには自由さが欠けてしまう寂しさを感じるのはだけ
だから、こぶたが再びどろんこに浸るエンディングが、心地好かったのかなぁと思いました
おまけ
ここに新旧2冊の比較写真を載せます
うふ
好きな絵です
どのシーンか分かりますか
それでは また