ソメイヨシノ、遅い開花です。花見予定は単なる飲み会に。で、「谷間の百合」まもなく読み終わります。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニヤリ 昨日は、今月初めにたてた予定では、九段下から千鳥ヶ淵あたりの桜を楽しみながら歩くという予定でした(爺数人で)。でも桜まだ咲いていません。ようやくソメイヨシノの数本のうち1本に1~2輪が咲き始めた程度でした。

 ということで、昨日は、花見散歩はなし。日高屋で爺たちで酒を飲んで終了。〆は五目ラーメンにしました(フォローさせてもらっているブログにこの五目ラーメンの写真が出ていて美味しそうだったから)。

 

ニコニコ バルザックの「谷間の百合」3分の2を読み終えました。いま第三章「二人の女性」に入ったところ。この章のはじめで、バルザックは「美貌に恵まれながら取り巻きもなく、一人孤高を持して、義務の支えもなしに貞操を守り抜こうとする一人の女性と、彼女に対して敬虔な愛を捧げる若者の、どこか小説めいた、しかもごく単純な物語」と、みずから語っています。このアンドレ川の畔を舞台に繰り広げられる物語は、バルザック自身の初恋体験が色濃く出ている自伝的要素があるといわれていますが、バルザックが若き日々を美しい物語として書きたかったのかな?

 

私は夜の訪れとともに館を経ちました。夫人は、フラベルに通ずる道まで私を送りたいと言い、私たちはくるみの木の下まで来て馬車をとめました。私がくるみの木を夫人に指さして、四年前、そこから彼女の姿を垣間見たときのことを語りました。「ああ、あのときの谷間はすばらしかった」と私は叫びました。

「で、今は」と彼女はするどく聞きかえしました。

「くるみの木の下にはあなたがいらっしゃるし」と私は彼女に答えました。「それにこの谷間も今では僕たち二人の谷間です」

 (石井晴一訳「谷間の百合」:新潮文庫版353ページ)

-------

ウインク 「谷間の百合」残りページが少なくなってきたので、さらにゆっくりと読んでいます。

 

 さてと、出かけるかな。今日は花見ではありません。

 

爆  笑 花粉と黄砂が舞っているけど、良い週末を!

 

☆写真/画像は上から昨日の酔っ払っての帰り道。落合駅から中井駅に向かう山手通りの街路樹の辛夷。今年はいま辛夷の盛り終わりつつあります。2枚目は九段下(北の丸公園田安門)のソメイヨシノ、昨日の夕方は数本に1、2輪の開花でしたが、急に暖かくなったので今日はかなり開花しているはずです。3枚目は清水門の菜の花。4枚目は日高屋の五目ラーメン{食べようとしたところで、写したので箸が入っています)。5枚目はウィキペデイにあった「谷間の百合」の舞台になったアンドレ川。こんな感じなんですね。

 

↓去年の今日のブログです。去年はさくらが見頃になっていました。