「日本応援団」の次の応援先はなに? って思いながら迎えた開戦の日(真珠湾の奇襲の日)。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニヤリ サッカーワールドカップで日本代表がクロアチアに敗れて、日本に渦巻いていた「にわか」サッカーファン、日本代表ファンの喧噪が去りました。マスメディアは一斉にワールドカップの取扱を少なくしています。

 

ニコニコ でも、ワールドカップを見るならば、これからが本番です。カタール大会の問題点をちゃんと指摘して試合に臨んでいるフランスやイングランドはまだ残っています。鳥肌が立つように素晴らしい出来のモロッコだって勝ち抜いています。

 なのに、日本は「森保JAPAN帰国」の報道ばかり目立ちます。サッカーファンでなくて「日本ファン」です。

 みんな「日本代表」が好きなのです。それはいたしかたない?という意見もあります。これだけ日本の政治、社会システムが劣化していると、なにはともあれ「日本」を応援していないと、アイデンティティ崩壊を起こすから・・・。

 

キョロキョロ でも、なにがなんでも「日本」を応援するのは危険な傾向です。いつの頃からか(民主党政権時代あたりから)、日本の問題点を指摘したり、政府の方針に反する意見を言ったりすることに「反日」という悪罵が投げかけられるようになってきました。

 それは「中国の愛国=反日教育」、「韓国の反日政策」というテーマと共に語られて、やがて日本の腐敗した政策を覆い隠すように進行してきました。それは筋金入りの「反日」だった統一教会と一体化した自民党政治の姿が分かった後どうなったか? 行き場の無い「日本」応援団は、あいかわらず応援する日本の行く先を探しています。次はどの「日本」のい応援か?

 崩壊しているはずの政府自民党は、公明党とともに(公明党はその基盤になる日蓮さんの教えによって、基本護国・愛国的なところがあるから)この危機的状況を、アジア政治状況の緊張(政治的努力せずに)を糧にした軍拡による「愛国」で乗り切ろうとしているのだろうか?

 

プンプン このように「劣化」が進み中で応援する「日本」を求め続ける状況は危険です。やがて「日本軍頑張れ」の声が街に響き渡るようになるかもしれません。既得権益と利権(営業利権)まみれで、東京五輪問題やワールドカップカタール大会問題を取り上げることができないような日本のマスメディアはおそらく戦前の新聞の如く「大本営発表」を繰り広げるだろうし・・・。

 困ったことに旧「左翼」的勢力は時代に対応できずに、またウクライナ戦争においては「反戦」を掲げられず、かなり多くの「左翼」がウクライナ政府応援に走り、ウクライナの国旗を掲げて集会などに熱を上げています。ウクライナ戦争はプーチン政権の大国主義幻想(宗主国としての利権の確保)とUSA、UK、EUの市場拡張主義の間で起きた、ウクライナとロシア(ベラルーシなど周辺諸国含む)の再分割戦争であり、「権力者と巨大資本のため多くの人々が犠牲になる戦争だ!」って批判できない世界観ってなに?

 

☆写真は昨日の新宿御苑のイチョウ。見頃です。2,3枚目は夜8時半頃の新宿駅西口。それなりにのイルミネーションです。

 

↓去年の今日のブログです。去年もコロナ感染拡大中。しかし、今年の第8波のほうが深刻。日本全国で毎日140~150名の人たちが「コロナ死」(この死亡者数カウントの取り方は問題ありとの指摘もありますが)し続け、政府は無策のままで、ワクチン接種(これまたmRNAワクチンを4回、5回と打つことの問題も指摘されている)に頼るだけです。