鉄道が廃線になるとき、そこには沢山の「鉄ちゃん」が集まり、廃線を惜しんだり、懐かしんだりします。写真撮って、NSNやらブログやらに上げまくって・・・、そしてなんとなく活況を呈するのですが、結局それは「廃線」という情報に集まるので、そこからはなかなか路線の復活や「その後」の町おこしにはつながらないって、話を聞くことがあります。集まる人はデジタルな情報に集まり、廃線地域の人はアナログな生活(人の生命活動)が脅かされる。
これは様々な「町おこし」企画でも同じような傾向があって、なにか目新しいことをすれば、その瞬間や、その限られた場所には「デジタル情報」発信の人々が集まるけど・・・、そしてその企画/イベントのがらみの企業は儲かるけれども(儲けがなくなればその「市場」から別の「市場」に移っていく)、人々が生活していた町は結局解体されてしまう。
そういう動きは果たしてグローバルスタンダードっていえるのか?
今回の小旅行で考えました。
会津の芦ノ牧温泉はどうなのかな?かつては賑やかだった温泉街の現在は、かろうじて数軒が客を迎えられるだけ、それは「コロナ」前からのことで、コロナ禍はさらに追い打ちをかけました。
そんなところに救世主のように現れたのが「芦ノ牧温泉駅」の「猫駅長」そして近くの「大内宿」。ですが・・・。それが温泉街の復活にはなかなか結びつきません。
東京から遠方にある「芦ノ牧温泉」は、東京の奥座敷にはならないし、かといってずば抜けて良い泉質でもない(良い湯ですけれども平均的な温泉です)。少し北に行くと高級な東山温泉もあって、難しい立地条件です。
そして、「猫」と「温泉」がなかなか結びつかない(大内宿のお店には、「猫店長」がいて集客に役立っています、私の行ったときは体調崩してましたが)。
今回、芦ノ牧に1泊して、なんとかならないのかな?って思いました。
しかし・・・、料金、もう少し安くならないのかな?
あ、そういえば、最近「里山資本主義」って聞かなくなったかな? 当然いまも日本のさまざまな場所で努力されている方たちはいるはすですが(地に足ついているから)、石破さんが自民党総裁選でけっこう前面に「里山資本主義」打ち出して、そして「新資本主義」という、何が何だか分からない言葉を岸田氏が使って総裁になって・・・・結局それはなにもなくて・・・・。
なにやっているんだろうか?日本は?
デジタル庁? そんなもの利権の塊でしょ(って堤未果さんの「デジタルファシズム」にも書いてあります→近く本の紹介する予定)。
とりとめもなくなったから、今日はここまでです。
☆写真は上から、芦ノ牧温泉の個室露天風呂(最近は個室露天がないとダメ? 私は大浴場が好きですけど)。「芦ノ牧温泉駅」のいろいろな猫たち(2~5枚目)。駅前の歴代駅長の写真は・・・、歌舞伎町のホストクラブやキャバクラみたいな感じが・・・ごめんなさい。そして、駅横の「会津鉄道神社」は「猫」でいっぱいです(写真6、7枚目)。
↓去年の今日のブログです。岸田政権の危なさがはっきりしてきたころです。