冬になったらロシア語学習です。ロシア語の学習環境、一倍近い隣国なのにイマイチです。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

  土曜にちょっとした、集まりがあって、その後の少人数での打ち上げがはねて、みんなと別れる時、「良いお年を!」と早めの年末の挨拶をしてみました。今年ほど年末年始の予定が経たない年はありません。「良いお年を」は早めに交わしておいたほうが良いです。

 

 明日から12月、毎年冬になるとNHKラジオのテキストを使ってロシア語の勉強をすることにしています。毎朝30分程度、もう何年もロシア語やっていますが、いまだ入門レベル。焦らず老後の楽しみとしてやっています。

 ロシア語は「格」が命です(と私は思っています)。

 韓国語はハングルと日本語との「差異の認識」、中国語・タイ語・ベトナム語は声調、フランス語は連音、スペイン語は動詞・・・と、日本人が学ぶ時にポイントとなるものがあると思います。ロシア語は「格」、主格、生格、与格、対格、、造格、前置格の6つ、ラジオ講座の講師は「たった六つしかない」などとお気楽なことを言っていますが、名詞(男性、女性、中性があります)だろうと形容詞だろうと、とにかく「格」が変化します。格は語尾の音も調和させる(そろえる)ので、間違えずうまく話せた時のロシア語はとても響きが美しい。世界の言語の中ではロシア語(スラブ語)は美しさトップクラスです。でも学習は難しいです。だから楽しみながらゆっくりやっています。

 

 ロシア語の学習環境はあまり恵まれていません。一番近い隣国なのに・・・。放送大学には講座がないし、NHKのテレビ講座も貧弱です。なぜ? ソ連崩壊後、ロシアへの政治体制移行時の混乱はロシア語学習環境にも大きな影響を与えました(講師陣の総入れ替えとか、ロシアにおける価値観の変動とか)、落ち着くまで10年は掛かっているかもしれませんが、その時のダメージは今も続いているといえます。

 

 ということで、冬になったのでロシア語学びます。ブログにはロシア語とロシア文学のことなども「冬季限定」が書こうと思います。

 なぜ、ロシア語を冬学ぶのか?ロシアが寒い国だからではないです。格の勉強は面倒くさいので夏は頭に入りません。いつも青空の(東京は)冬がちょうど良いと思うからです。

 

 

☆写真は15年ほど前の大久保と西新宿あたり。カメラはソ連製のゾルキーです。レンズはたぶんインダスター50。ゾルキーで写すと、カメラ性能のせいで、昔の写真みたいな感じになります。1枚目、猫がいるとつい写してしまいますが、猫が入ると写真に動きが生まれます。