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受験生にとって、まさにカリスマ
私も受講したことはありませんが、そのお名前は存じています
ってくらい、まぁ現代文といえばこの方と言いたいところですが
最近では「今でしょ」の林修先生のほうが有名なのでしょうかね
東進ハイスクールなどの講師をされており、
「論理エンジン」などでも知られる出口汪さんの著書です
論理とは、物事の筋道である
個人的に、出口汪さんの著書を読むにつれて、
日本語の奥深さ、思考について、日ごろから日本語をつかって
いるのでしょうが、まだまだ気づかされていないところも多々あり
自分の未知な現状に、勉強が足りないなぁ~って感じたりもして
日々是勉強ってところでしょうか
ただ、学ぶだけでは意味がない
自分自身の思い込み、主観ではなく、その自分を置いておいて
客観的に、論理的に考える
この論理思考になる訓練をする
学ぶということは、まずは自分の考えをよそに論理的に見てみる
ことからということ、それを身につけることができると人生が変わる
鋭い指摘に、ただただ圧倒されるばかりであります
この本にも書かれていることですが、東大生というと
将来は官僚になるとか、政治家になるとか。なんか堅物な感じというか
権力を持つ、そんなイメージを勝手に描いていたりします
さぞかし、高圧的な感じ、上長に服従することが絶対
そんな姿勢が大事、それに難しい試験という壁を乗り越えることが
必須であると、まぁすべてイメージなのですがね
私も息子くんの同級生にも
中学受験を目指して塾に通っている子が
何人かいて、将来は東大を目指すのかもしれませんが
そんな青春時代を受験という壁に挑みつづける
そんな学生のみなさんが
いざ、当日に解く現代文の問題、これがまた面白いんですね
そんな突き詰めた状態で出会う東大現代文
書かれていることがとても興味深いものなんですよね
そう、そこには東京大学という日本最高峰の大学が求める人物像
それが透けて見えるというところに興味を覚えるのです
筆者の立てた筋道をしっかりと追っていく
自分という主観を保留する
出題者の意図を追う
東大入試という現実と戦っている受験生に対し
人生は儚いものであると説く、当の受験生はそんな思惑なんぞ
気にする余裕はないと思いますが、東大が求めている人物とは
実は、世間で言われる学力があるとか、点を取って合格するという
受験戦争を乗り切ることを求めているということよりも
柔軟性、思考力、臨機応変
固定概念にとらわれないこと
今の私たちに求められていることと何ら変わりがない
人として生きていくのに大事な要素、それを受験生に投げている
この本を読むと、脳みそに汗をかきます
『日本語の練習問題 』を読んだときもそうですが
満員電車のなかで、あわわわして読んでいた記憶があります
思考停止することの恐ろしさ、私たちはまだまだ脳みそ全体で
物事を論理的に考えるということ
その訓練が足りないのではないか
そんなことを読み終えたときに感じました
フレームワークとか思考法とか
いろんなことが世の中に散乱していますが
本当に大切なことは、日々論理的に考えること
そこには自分をいったん白紙にすることだって、へへへ~って思いました
世界は論理でできている、世界中の共通言語だということで
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【出口汪さん著書の記事】
奇跡の「話す」「書く」技術 脳を活かす奇跡の「メタ意識」コミュニケーション術
日本語の練習問題
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