アドガール　大手広告代理店新人日記＠伊藤春香

パンツを脱ぐってナニ

アドガール　大手広告代理店新人日記/伊藤春香: ￥1,050; Amazon.co.jp

大学の卒業旅行に企業からスポンサーを募り、タダで世界一周旅行をしたという
私が卒業旅行をするときには考えもしなかったことをやってのけちゃう

その他にも、大学生の時の期間限定ブログが1日47万PVを記録したとか
まぁ、なんていうか、スゴイ方ですなぁ
はあちゅうこと伊藤春香さんの著書です

「新人日記」ってタイトルがついているけれども
この文章は、やっぱりそう簡単に書けるわけでもないよなぁって感じて
こう面白い文章をどうしてスラスラと書くことができるのかって思っていたら
小学生の頃からずって日記をつけているそうなんです

続けるって、素晴らしい

とにかく、楽しく拝読させていただきました
肩の力が抜けるというか、まぁ面白いって感じで
とても好感が持てる一冊ではないかと思います

どんな業界でもそうだと思うのですが
その業界独特のことってあると思うんです
著者は広告代理店に就職されたとのことで
それが如実に表しているあたりが、またかなり面白い
その環境に溶け込むのに、特に新人の頃なんかは苦労したり
私もいろいろあったなぁって、チョット思ったりもしました

パンツを脱ぐ＝ホントのところの見積もり金額を出すこと
こんなの、いわゆる一般人に分かるわけがない

でも、人間はどんな人だって1日24時間で1年は365日となっていて
過ごした時間から何を得たのかということは
人によって大きく違う
まぁ、どれだけ観察しているかというか感性を研ぎ澄ましているかというか
人生って、結局のところそういうことで決まるんじゃないかなぁ

また、人間は完ペキにできる人よりも
どこか抜けているような、そんな人の方に愛嬌を感じたりして
だから、仕事でミスをしたときなんかも
憎めないというか、許されちゃうというか、まぁそんな感じで
それも処世術のひとつだったりするんじゃなかろうかって
あぁ、愛嬌力ってやつですかね

学校では、テストで100点を取ることを目標に進めていく気がしますが
人生においては、いつも100点を取ることができるわけでもなくって
状況によっては、30点だったり、0点のほうがよかったり
いろんなパターンってのもあるわけで
それが結局のところ、その人をつくりあげているというか
まぁ、人間らしさというか、自然体というか
そんな人生を歩んでいきたいものだと思ったりもしました