4年前にこんなことを書いていました。
母を特別養護騒人ホームに入れる前、こんなに逡巡していたんですね。
結局、母は3年半ほどを特別養護老人ホームで過ごしました。
なじむのに時間はかかりましたが、なじんでしまえばそれなりに楽しい日々を過ごせたのだろうと思います。
食堂のテレビの前の席を自分の居場所にしていました。
わたしはしょっちゅうハガキを送り、毎日のように電話をしました。
もちろん面会にもできる限り行きました。
できる限りのことをしました。
この時期のことを振り返ると、これでよかったのだと思います。
在宅介護にしていたら、母とずっと一緒にいられたでしょう。
でも、就労移行支援や就労継続支援B型施設に通うことはできなかった。
母が亡くなったら、わたしの人生は何もなくなっていたと思います。
母が特別養護老人ホームにいたから、わたしは自分のことを考えることができました。
母が亡くなったあとも、就労継続支援B型施設という自分の居場所があった。
だから、後悔はありません。
4年前に選んだ道は正しかったのだと思います。