弟の面会 | ちびごりらの平凡な日常

ちびごりらの平凡な日常

保育園で保育士をしていましたが、体調を崩して退職しました。
母の介護、自分の障害、好きな音楽のことなどを書いています。

特別養護老人ホームにいる母と、月に2回ほど面会しています。

弟と交代で行っていて、先日は弟の番でした。

 

母はとても機嫌がよく、たくさん話したそうです。

歯を抜いたところも見せてくれたとか。

 

  下矢印

「痛いかといえば・・・」

 

その日の夕方、いつものように母に電話をしました。

「今日は誰か来た?」と聞くと

「○○(弟)が来たニコニコ」と母。

よしよし、ちゃんと覚えているねニヤリ

 

「歯を抜いたこと、話した?」と聞くと

「話してない真顔

あれえー

 

「歯を抜いたところは見せたでしょ?」

「見せてないよ真顔

あれれれはてなマーク

 
「じゃあ、どんなことを話したの?」
「どんなかねえはてなマーク なにということもなく話した真顔
 
爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑
まあ、いいか爆  笑爆  笑
 
 
話題を変えて
「おやつは何だったの?」と聞くと
「おせんべいビックリマーク」と即答。
正解です。
そして「大きなおせんべいだった」と繰り返し言っていました。
「大きい」のが印象的だったのね。
※イラストはお借りしています。
 
 
それから、いつものように歌を歌っていると、思いがけないことを言い出したんです。
父が来たってびっくり
父はずっと前に亡くなっています。
 
じつは、こんなことがあったのです。
  下矢印
 
見えないものが見えるようになっちゃったはてなマークはてなマークはてなマークポーン
だけど、あまり聞いたら母が混乱してしまいます。
どうしようはてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク
 
「○○(弟)と一緒に来たの?」と聞くと
「別に来た」って。
弟と混同しているわけではなさそう。
 
「なにを話したの?」って聞くと、
「なんにも」と母。
 
これ以上突っ込むと、混乱させちゃうかも滝汗
そこで話の方向を変えて、「いいなあ。わたしのところにはぜんぜん来てくれないよ」と言ってみました。
母は「そんなこと、ないでしょ」と、ちょっと驚いた様子。
そこで、さらに「わたしのとこには来ないよ。いいなあえー」とひたすらうらやましがってみせ・・・
「こんど来たら、わたしのところにも来るように言ってね」と話を切り上げました。
 
 
 
父が来たのは、母の夢だったのかもしれないし、妄想だったのかもしれません。
でも、もしかしたら、本当に来たのかもしれません。
もう、そういうことは気にならなくなりました。
母は穏やかに暮らしています。
それで十分です。
 
 

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