思いっきりびびった~ | ちびごりらの平凡な日常

ちびごりらの平凡な日常

保育園で保育士をしていましたが、体調を崩して退職しました。
母の介護、自分の障害、好きな音楽のことなどを書いています。

特別養護老人ホームにいる母と毎日電話で話しています。

 

今日、電話すると、女の子がいるの」と母。

え・・・・滝汗

女の子などいるはずありません。

母のいる施設は面会が大きく制限されています。

面会は予約制だし、決められた場所でしか会えません。

入所者さんたちの生活する場所には入れません。

 

何で女の子? と不思議に思いながらも、まずは情報収集。

「どこから来たのかな?」とか「一人でいるの?」とか聞いてみました。

母によると「お父さんと来たみたい。一人でいる。にこにこしてる。かわいいニコニコ」そうです。

「じゃあ、ごあいさつしないとね。こんにちはって言ってみたら?」と言うと、素直に「こんにちは」と言う母。

「女の子はお返事した?」って聞くと、「なんにも言わない。にこにこしてる」と母。

※イラストはお借りしています。

 

そんな母の言葉を聞きながら、わたしは母が老健にいた頃の出来事を思い出しました。

職員さんから、母が「父が来た」と言うことがあると聞かされたのです。

父は既に亡くなっています。

なのに、「来たビックリマーク」って、指さした方へ行こうとするんだそうです。

そのときの母には、父の姿が見えていたんでしょうか?

しばらくしたら落ち着いたので、忘れかけていたのですが。

 

今度は女の子が見えちゃったのはてなマーク

もう心の中は滝汗状態滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗

しかし、平静を装い、いつものように歌いました。

 

母に「女の子は?」って聞くと、「なんにも言わない。にこにこしてる」

だけどそのうちに「わからないの」「わからないのよ~」と、混乱してきちゃった。

「また・・・」って言うので、「じゃあ、また明日ね」と電話を切りました。

 

 

そしてすぐに、施設へ電話。

「母が女の子が来てるって言うのですが・・・」と尋ねると、「きてませんよ」と当然の返事。

「以前に亡くなった父が来たと話したことがあるのですが・・・」と話すと、施設ではそのような言動はないとのこと。

「じゃあ、テレビか何かでしょうか・・・」とさらに突っ込むと

「電話の前にドリフのコントを見ていて、ちょうど志村けんさんが女の子になってました」ですって。

それで、「女の子がいる」になっちゃったんだゲッソリ

職員さんと大笑いしました笑い泣き笑い泣き

 

 

母は脳梗塞の後遺症で言語障害があり、適切な言葉が出づらいのです。

コントを見て、「女の子がいる」になったんですね。

それを、わたしがいろいろ突っ込んで聞いたものだから混乱しちゃって、「わからないのよ~」になっちゃったんだ。ごめんなさい。

 

幻が見えるようになったのではなくてよかった爆  笑

いえ、幻が見えるようになってもいいのですが、ちょっと心の準備がね。

ほんと、思いっきりびびった滝汗

 

 

今日はこんな葉書を送りました。

写真の中に本物の葉っぱがあるから探してねって言葉を添えて。

 

 

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