大胸筋動かせますか? | 人生を楽しむ為に!

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パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

こんにちは!


少し前に、大胸筋の使い方について書くと言いながら忘れていました。😅


今回はその事についてのお話です。☝️


正しいかどうかはわかりませんが、全身の中でも大胸筋が発達していたと思われる?僕の感覚ですので、よければ参考にしてみて下さい。


大胸筋を鍛えるエクササイズは色々あり、使用する器具もバーベル、ダンベル、マシン、ケーブルと多種多様です。


僕自身も目的に合わせて様々な種目をやってきましたが、どの器具でどのエクササイズをする場合でも共通して意識している事があります。


それはズバリ、ウェイトを挙げる事ではなく降ろす事に重点を置くという点です。


具体的に説明すると、ウェイトを降ろしながらフルボトムで大胸筋をストレッチさせながら如何に力のタメを作るかを常に意識しているという事です。


その為には主に背筋群を使って上体のアーチを作り、肩甲骨を寄せながら上腕を体幹より後方に引き下げるイメージで大胸筋をストレッチさせていきます。


この上体のアーチを縦の反り、肩甲骨を寄せながら胸を張る動きを横の反りとイメージし、この縦と横の十字架のような二つの反りで大胸筋をストレッチさせて力のタメを作っています。


ウェイトを挙げる事ばかりに意識がいくと、どうしてもこのフルボトムでの力のタメを作れなくなってしまいます。


そうする事で可動域が狭くなり、より重いウェイトを扱う事が出来るかもしれませんが、大胸筋への刺激は激減し、結果的に筋力もなかなか上がっていきません。


ベンチプレスを例に取ると、バーベルが胸にしっかりと触れるところまで降ろし、臀部がベンチから離れないポジションのままリフトして初めて挙がったと言えます。


ジムあるあるなんですが、少しでも重いバーベルを挙げようと尻を浮かせて可動域を狭くし、下半身の勢いでリフトしている人を度々見かけます。


動作の中で一番キツい所をスティっキングポイントと言いますが、このスティっキングポイントは筋肉に良い刺激が入る一番美味しい所でもあります。


大胸筋のエクササイズの場合、ほとんどの種目でこのスティっキングポイントがウェイトを一番降ろしたフルボトムの所にあるので、ここでしっかりと大胸筋をストレッチさせ、タメを作る事で筋肉が発達する刺激を与える事が可能になります。


僕は昔、この大胸筋をストレッチさせた力のタメを身体に叩き込む為に、ダンベルフライをやり込んだ記憶ががあります。


ダンベルフライで大胸筋をストレッチさせる感覚をマスターした事で、ベンチプレスをする際にもこの力のタメを作れるようになった訳です。


この大胸筋の正しい使い方を覚えた事で、僕のベンチプレスの記録は飛躍的に伸び、大胸筋は他の部位に比べてバランスが崩れる程発達しました。


参考までにパワーリフティング日本代表のコーチをしていた時にも、僕が考えるこの大胸筋の使い方を選手達に話したところ、ほとんどの人が共感してくれました。


万人に効果があるとは言いませんが、参考にして頂ければ幸いです。


補足ですが、リラックスした状態で大胸筋を左右それぞれ、もしくは同時に動かせる人は、胸のエクササイズを行っている時の大胸筋の動員率も高いと感じています。


これはいつでも何処でも出来るので、是非練習を重ねて自由自在に大胸筋を動かせるようにして下さい。


ただ公共の場で自分の世界に入り込んで大胸筋を見ながらピクピク動かしていると、周りからドン引きされると思うので、これをやる際には周囲に充分気を付けましょう!😅


以上最後までお付き合い頂きありがとうございました。😊