私が所属しているウェイトリフティングクラブのメンバーの一人に、非常識といえば良いのか、とにかく自分勝手なデタラメな男がいます。
前にこのブログでも書いたと思いますが、大した実力もないくせにプライドだけは人一倍高くて、自分より実力がある人間を決して認めようとしません。
そして自分の実力の無さを認めず、責任転嫁ばかりします。
腰が痛いから、手首を痛めているから、などと次から次へと言い訳をするので、以前何度か私が、そんなに痛いのなら休むか辞めたらいい!と言ってやった事があります。
そのせいか、この男極端に私を毛嫌いしているようで、あちこちから私の悪口を言っているのを耳にしました。
基本的にこういう程度の低い人間は相手にしないようにしていますが、神様っているんだなと思う事が起きました。
この男30歳位なんですが、内蔵にガンが見つかり、胃を全部と腎臓を半分摘出する事になったのです。
退院後、ゲッソリやつれている姿を見てさすがに私も、色々あったがまた一緒に頑張ろう!と声をかけてやりました。
その時はこの男も頷いていましたが、再びトレーニングを開始し、あまりの筋力や体力の低下に愕然としたのか、しばらくするとまた愚痴や言い訳ばかり言うようになりました。
ガンなんかにならなければ、内蔵の摘出なんかしていなければ負ける気がしないのに!などと頻繁に言うので私が、それは皆がわかっている事だからそれを言い訳にして悪態をついたりしてはいけない、と言ってやりました。
しかしよほど面白くないのかその後も、胃さえちゃんとあればしっかりと食事が出来るから力もつくはずなのに!とか、胃が無いからお腹に力が入らなくて重いウェイトが挙がらない!と言い訳ばかり。
病気が病気だけに、私も気にかけて面倒を見てきたつもりですが、あまりに手に負えないのでもう関わるのをやめる事にしました。
その二ヶ月程後に、検査で再びガンが見つかったと聞きました。
今回はリンパ節に転移していたそうです。
気の毒だとは思いますが、もう私はお見舞いに行く気にもなれませんでした。
周囲の人達も、バチが当たったんだよきっと!と言っていましたが、この私も少なからず、悪い事をすると神の試練を受ける羽目になるんだなと思いました。
気の毒だけど辛い現実と向き合い、闘っていくしかないと思います。