マイナーリーグ! | 人生を楽しむ為に!

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トレーニングの記録や旅日記。
冬はスキーや温泉の記事なんかも。
パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

学生時代私が住んでいたのはワシントン州のシアトルという港町である。

と言っても実際にいたのは海からはかなり離れたボセルという田舎町で、楽しみと言えば近くにあったローラースケート場かボーリング、そして何と言ってもスポーツ観戦が大好きだった。

特に野球とフットボールの試合は頻繁に観に行っていた。

シアトルにはそれら両方のプロチームがあったのだが、野球はシアトルマリナーズ、フットボールはシアトルシーホークス、私が住んでいた当時はどちらもプロリーグに参入したばかりの弱小チームだった。(~_~;)

お金の関係なのか、ホームグラウンドは兼用になっていて、どちらもシアトルのダウンタウンにあるキングドームが本拠地だった。

初めてこのキングドームに訪れた時はマリナーズの試合だったのだが、ドームの中は左右対象の普通の野球グラウンドであった。

はて、フットボールの時はどうするんだろう?と不思議に思い、現地の友人に尋ねてみたら、スタンドが移動式になっていてフィールドの形が変わるのだという。

なるほどすげえな~!と思って聞いていたのだが、しばらくしてシーホークスの試合を観に行くと、本当に形が変わっていてフットボール用に長方形になっていた。

当時日本ではドームスタジアムすら存在しなかったので、とにかく驚きと感動の連続だった。

このキングドームは私の住んでいたところからは車で一時間以上かかる距離だったので、せいぜい月に一回程度しか行く事が出来なかった。

しかしマリナーズ傘下のマイナーリーグ、AAAのタコマレイニアーズの試合は近所のボロい球場で頻繁に開催されていて入場料も確か3ドル位だったので、暇さえあれば友達と観に行っていた。

ちなみに当時のレートは1ドルが240円もしたから、チケットは700円位だったのだろう。

素晴らしいのは、マイナーリーグの試合は対戦カードにもよるがスタンドはいつもかなり空席があり、指定席にはなっているのだが空いているシートに自由に座る事が出来た点だ。

だからいつもほとんどバックネット裏や、ベンチのすぐ上の特等席で観戦していた。

ちなみにマイナーの球場には日本と違って外野スタンドなるものはほとんど存在しなかった。

だからホームランと言えば場外、スタジアムのある公園内にはバッターが打ったホームランボールがゴロゴロしていた。

危なくてスタジアムの近くには車など置けません。(~_~;)

日本と違って鳴り物はもちろん、騒がしい応援が無く、選手同士の会話やピッチャーが投げたボールが空気を切り裂く音、またそれをミットでキャッチした音、バッターが真芯でボールを捉えた時の音などを聞く事が出来た。

メジャーの試合には無い楽しみだった。

続く。