今度の秋にトルコで開催される、IBSAパワーリフティング世界選手権の正式な日程表が送られてきた。
聞くところによると、今回の大会はIPCの大会と違い、各国の選手やコーチは自分達の階級の試技が済めば、大会最終日まで残る必要は無いという事だった。
先日協会の方から選手と私あてに、帰国日をいつにしますか?という連絡があった。
私のほうは選手の希望に合わせます、と伝えたところ、選手自身は最終日までいたいとの事だった。
なかなか行ける国では無いし、せっかくだからどうも試合終了後に色々観光したり、最後のパーティーにも出席したいようだ。
私も全く異存は無く、これで最終的に全行程を決めて、航空券やホテルなど色々なものを予約する事になった。
日程表を見ると、出発日から帰着日まで13日間、約二週間という少々長い遠征になっている。
おまけにフライトスケジュールを見たら、中部国際空港ー成田国際空港ーイスタンブールーアンタルヤ、の乗り継ぎで実際飛行機に乗っている時間だけでも約15時間半、実際トランジットを含めると移動時間は丸一日位はかかりそうだ。
ハンガリーの時もそうだったが、今回もまたタフな移動になりそうである。
私はともかく、選手の体調管理をしっかりとする必要がある。
それから参加する選手の階級のエントリー表が気になるので、一日も早く見たいものだ。
とはいえ、パワーリフティングという競技は基本的に自分との闘いである。
自分自身のベストを出して、悔いが残らないようなものにできれば、順位などはそれなりについて来るだろうし、さほど気にしなくても良いのではないかと考えている。
試合まで毎月、選手との練習会に参加しているが、調子は悪くなさそうだし、なんとかトルコでの大会で自己ベストをマークさせて上げたいと思っている。
それと同時に、責任を持って大切な選手を出発から帰国までお預かりし、ご家族の待つ家庭へ無事にお返ししなければならない。
これはむしろ競技成績よりも大切な事であると思っている。