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もちろんゴミなどは捨てるのだが、使わなくなった服や道具、その他様々な物に対して少しでも思い出などがあると必ず残しておくのだ。
それらを後から見ると、色々な記憶が蘇ってきて幸せな気分になれる事がある。
例えば旅をした時の切符。
これは数年前、独りで北海道を列車であちこち旅した時に買ったJR北海道フリー切符。
期限は購入から一週間で、北海道内のどの列車も乗車でき、特急列車はもちろん指定席も取れる。
北海道はとにかく広いので、特急列車を使っても移動に軽く4、5時間はかかってしまう。
新千歳空港駅で切符を買い、スキーしては移動、温泉宿に泊まってはまた次の目的地へ移動と忙しく動き回り、正に北の大地の大自然を肌で感じ取る一週間であった。
札幌から日本最北端の地、稚内の宗谷岬へは特急列車で6時間程はかかる。
ちなみに北海道は札幌近郊以外の路線はほとんど電化されておらず、特急とは言ってもディーゼル列車である。
特急列車の名前も、スーパーとかち、スーパー北斗、ニセコエクスプレスなど、北の大地をイメージさせるものがほとんどだ。
ところで私は鉄道の旅が好きなので、長時間の列車移動もさほど苦にならない。
人によっては、よくそんな時間がかかる事やってるな!という方もいるが、私は移動を含め、旅そのものを楽しむという考えなので、時間とお金さえ許せばなるべくスローな旅を楽しむようにしている。
そもそも、どんなに素晴らしい場所や秘境でも、どこでもドアで一瞬にして移動してしまっては感動も価値もあったもんじゃない。(¬_¬)
それから私は旅の最中、時には音楽を聴いたり本を読んだりもするのだが、極力その瞬間、その場所の情景や音などを肌で感じる為に何もしないでボーッとしている事が多い。
特に列車の旅は流れる風景、ローカルな駅でのその土地の人々の生活模様などが生で感じられるので個人的には音楽プレーヤーを聴いて外の世界の音を遮断してしまうなどもったいなくて仕方がない。
長くなってしまったが、切符一枚残しておくだけで、見る度に旅の思い出がフラッシュバックしてきて心が癒されるのである。
だからそんな旅の思い出を捨ててしまうような気がするから、例え切符一枚でもなかなか捨てられないんですね!
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ