目次
- 構築経緯
- 選出と型
- PO用テキスト
- 個別解説
- 感想
構築経緯
ラティオスとプテラ(とカビゴン?)で相手のメタグロスに対して役割集中を狙うパーティや、ラティオスとヘラクロスを攻撃範囲の異なるエースとして使い分けるパーティを使うなかで、ラティ・ヘラクロス・プテラの三匹を同時に採用したパーティを組めば超パワーを発揮するのではないかと思い至った。
これらのポケモンはいずれも選出誘導力が強く、攻めて攻めて攻めまくるような、風林火山理論における火(押しつけ・攻め)に該当するポケモンである。
ラティはカビゴン・メタグロスを誘い、ゲンガーやサンダーなどの特殊全般に強い。
ヘラクロスはゲンガー・サンダーを誘い、カビゴン・メタグロス・みずタイプに強い。
プテラはメタグロス・みずタイプを誘い、ゲンガー・サンダー・ラティ・ライコウなどの高速ポケモンに強い。
ラティとヘラクロス、またはプテラとヘラクロスで攻撃面での相性補完がとれているといえる。
ラティとプテラは若干範囲が被っているが、選出枠三体目にカビゴンとメタグロスに強いポケモンを入れることでよい組み合わせになる。
カビゴンとメタグロスに強いポケモンとして、メタグロスとラグラージを採用する。
ラティ、メタグロス、ラグラージも相性補完のとれたよい組み合わせである。
最後に、特殊受けかつ最強のポケモンであるカビゴンを採用してパーティの並びが決まった。
強いポケモン、強い組み合わせだけで6匹集めたという感じだが、私なら強い6匹寄せ集めみたいなものを強い構築にまとめあげることができる気がしたので、戦法・型からではなくまずこの並びから構築をつくっていくことにした。
結果、2024年の構築3個(ラティオスヘラクロスWA、プテラティグロス、ドラゴンズリレー)を組み合わせたようなパーティになった。
選出と型
カビゴン、メタグロス、プテラ、ラグラージ、ヘラクロス、ラティオスの6体に対して相手が選出するのは、カビゴンとヘラクロスに強いゲンガー、ヘラクロスとラグラージに強いめざパくさサンダー、メタグロスとプテラに強いみずタイプ、ラグラージとヘラクロスに強いラティ、ラティに強いカビゴン、プテラに強いメタグロスあたりだろう。
具体的な選出としては、以下のような三体が予想される。
- カビゴン・メタグロス・ゲンガー/サンダー
- カビゴン・みずタイプ・ゲンガー/ラティ
- カビゴン・メタグロス・ラティ
- ラティ・メタグロス・みずタイプ
これらに対応できる選出としてカビゴン・ヘラクロス・ラティオスがあり、それを基本選出とした。
1. カビゴン・メタグロス・サンダー/ゲンガーに勝つため、相手のゲンガーをこちらのカビゴンで削って、カムラのみ発動・つるぎのまいでこうげき二段階上昇・むしのしらせ発動状態のヘラクロスのメガホーンで三タテを狙うことにした(ゲンガーではなくサンダーなら特に削りを入れなくてもこうげき二段階上昇時の最高いりょくのきしかいせいで倒せる)。
こうして採用されるカビゴンに求められるのは、こちらのカビゴンに対して相手がゲンガーではなくメタグロスで対処してくる場合にも、相手のゲンガーに削りを入れるられるような手段である。
メタグロスに睨みを効かせつつゲンガーに対して有効な攻撃技としてだいもんじを用い、相手のメタグロスを強引に退かせてゲンガー含む相手パーティ全体にカビゴンで削りを入れられるようにあくびをおぼえさせることにした。
あくびはプテラやヘラクロスの繰り出し・起点作りにも貢献するため、このパーティにはもってこいのわざである。
そして、相手のメタグロスのだいばくはつを無効化したり、ソーナンスによるあくびのアンコール・複数催眠誘発によるジャッジキルを防止したりするため、カビゴンにはまもるをおぼえさせた。
カビゴンの四枠目のわざは順当にノーマルタイプの攻撃わざにすることにし、物理耐久の高いポケモンのみがわりを破壊できるようにして起点回避するため、おんがえしに決定した。
また、このカビゴンはあくびによって相手の交代を強く誘発するし、せっかくまもるを採用しているので、それらによって確保される回復ターンを有効活用するためにたべのこしを持たせた。
さて、ここまでで相手のカビゴン・メタグロス・サンダー/ゲンガーに対して、こちらはカビゴン・ヘラクロスで対抗することにしたが、不慮の事態によって起点作成役のカビゴンがやられたときのため、三体目の選出枠にはでんじはラティオスを採用することにし、みがわりヘラクロスの更なる補助役として用いると決めた。
2. カビゴン・みずタイプ・ゲンガー/ラティに対しても同じ選出でよく、相手視点に立つとみずタイプのポケモンはこちらのプテラやメタグロス対策に温存したいはずで、カビゴンで相手のカビゴンやゲンガー/ラティを削ればヘラクロスかラティオスのいずれかが通って勝てるだろう。
3. カビゴン・メタグロス・ラティに対しても、適当にカビゴンで削りを入れてからヘラクロスのカムラのみを発動させることができたら勝てる。
4. ラティ・メタグロス・みずタイプに対しても、ヘラクロスが一貫して勝てそうだ。
続いて、基本選出では対応できない相手を考える。
カムラのみヘラクロスを展開するうえで障壁となるのは、同じくカムラのみもちのみがわりきあいパンチバシャーモ(先にカムラのみを発動させてきて上をとられるのに、絶対に後攻となるきあいパンチによって、こちらの後攻みがわり連打を無効化してくる)や、りゅうのまいみがわりギャラドス、みがわりサンダー(こちらが後攻みがわり連打でカムラのみを発動させようとしている隙にみがわりを張られてしまい、倒しきれなくなる)などである。
特に、対バシャーモについては後出しから対処できるポケモンがラグラージかラティオスに限られ、こちらのカビゴンやメタグロスと相手のバシャーモが対面してしまうだけで敗北しかねない。
ラティオスはほえるやリフレクターを採用すればバシャーモに勝ちうるが、アタッカーとしての性能を落としたくなくて、でんじはサイコキネシスれいとうビーム10まんボルトのわざ構成を崩せなかったため、バシャーモへの後出しはラグラージに一任することにした。
カムラのみはヘラクロスに持たせているため、ラグラージはみがわりがむしゃらカムラ型ではなくのろい型となった。
ラグラージはでんじは耐性、対バシャーモでの撃ち合い・のろいによる積み合い性能(以下の記事参照)、対りゅうのまいギャラドスでの積みあい性能、プテラに対する詰ませ性能、そして相手のカビゴン・メタグロス・ゲンガー/めざパ草のないサンダーという選出に対する詰ませ性能から、このパーティによく噛み合っているといえる。
ラグラージ入りの選出は、相性補完に優れつつだいばくはつで関節役割破壊を狙えるラティオス・メタグロス・ラグラージや、特殊受けと物理受けで分担してサイクルを回してから高速エースで掃討するカビゴン・ラグラージ・ラティオス/プテラなどか。
プテラ入りの選出についてはまだしっかり考え切れていないが、プテラの型はあくびカビゴンやでんじはラティオスと相性の良いみがわりチイラ型としている。
全抜きするには火力の低いポケモンなので、あくびカビゴンでまんべんなく相手を削ってから、みがわり連打でチイラのみを発動させて掃討するのが基本となり、これにメタグロスによる相手のメタグロスやみずタイプへの削り、またはラティオスによるでんじはを組み合わせて戦うことになるだろうか。
ヘラクロスの苦手なギャラドス入りのパーティに出していくことも期待される。
メタグロスはプテラのサポートとして相手のメタグロスやみずタイプを、ラグラージのサポートとして相手のサンダーやみずタイプを削ることが期待されるので、みずタイプや同族に先手をとりやすい最速型を採用した。
メタグロスのだいばくはつで相手のカビゴンかメタグロスかサンダーを爆破して、ラティオスとヘラクロスを通すというような動きで使うことが可能である。
以上のように個別の型が決定し、選出が考察された。
強い組み合わせのポケモンばかりを採用しているので、どれを選出すべきか迷う。
PO用テキスト
カビゴン (M) @ たべのこし
Level: 50
Trait: めんえき
EVs: 164 HP / 76 Atk / 84 Def / 28 SAtk / 156 SDef
Sassy Nature (+SDef, -Spd)
- おんがえし
- だいもんじ
- あくび
- まもる
メタグロス @ オボンのみ
Level: 50
Trait: クリアボディ
EVs: 252 Atk / 4 SDef / 252 Spd
Jolly Nature (+Spd, -SAtk)
- コメットパンチ
- じしん
- だいばくはつ
- リフレクター
プテラ (M) @ チイラのみ
Level: 50
Trait: プレッシャー
EVs: 228 Atk / 28 SDef / 252 Spd
Jolly Nature (+Spd, -SAtk)
- いわなだれ
- じしん
- みがわり
- いばる
ラグラージ (M) @ カゴのみ
Level: 50
Trait: げきりゅう
EVs: 236 HP / 28 Atk / 240 Def / 4 Spd
Impish Nature (+Def, -SAtk)
- じしん
- めざめるパワー [ゴースト]
- のろい
- ねむる
ヘラクロス (F) @ カムラのみ
Level: 50
Trait: むしのしらせ
EVs: 252 Atk / 252 Spd
Jolly Nature (+Spd, -SAtk)
- メガホーン
- きしかいせい
- みがわり
- つるぎのまい
ラティオス (M) @ ラムのみ
Level: 50
Trait: ふゆう
EVs: 4 Def / 252 SAtk / 252 Spd
Timid Nature (+Spd, -Atk)
- サイコキネシス
- 10まんボルト
- れいとうビーム
- でんじは
個別解説
カビゴン
ねむるを採用していないので、どくどく対策としてとくせいはめんえきにした。
ボックスにいた個体を流用したもので、配分意図はおぼえていない。
たぶんsekieigymを参考にしつつ自分でいじったものだと思われる。
HP256に対してこうげき特化メタグロスのコメットパンチが120~142ダメージなので、たべのこし回復二回込みで(つまりまもるを挟むことで)コメットパンチ二発を耐える。
特殊耐久はサンダーの10まんボルトをたべのこし回復一回ずつ込みで(まもるは挟まず)最高乱数以外四発連続で耐える(64~76ダメージ)程度に固い。
配分はもうちょっとちゃんと考えたほうがいいだろう。
メタグロス
ようきASオボンのみ型。
こうげき特化メタグロスのコメットパンチが39~46ダメージ、同じしんがリフレクター下で54~64ダメージかつ、こちらのメタグロスのじしんがHP252振りメタグロス(HP実数値187)に対して、95~112ダメージなので、相手のメタグロスのコメットパンチ→こちらのメタグロスのリフレクター→相手のメタグロスのじしん、オボンのみで回復→こちらのメタグロスのじしん→相手のメタグロスのじしん→こちらのメタグロスのじしんという流れで、受け出しから倒すことができる(以下の記事と同じ)。
プテラ
とくこう種族値130の無補正全振り不一致抜群95わざ(ラティオスの10まんボルト・れいとうビーム、ゲンガーの10まんボルト)を最高乱数以外耐える(HP155中132~156ダメージ)。
最速で残りはこうげきに振った。
ラグラージ
耐久無振りライコウをじしんで最低乱数以外一発、あとはHBに振った。
めざパゴーストはラティやゲンガーに撃つ。
風林火山理論における山(押しつけ・守り)に相当し、ヘラクロス・ラティオス・プテラに負けず、こいつもなかなかのパワーを秘めている。
ヘラクロス
特にひねらずようきAS振りとした。
フシギバナや相手のヘラクロスを抜くために最速としているが、対ゲンガーや対ボーマンダを考えるといじっぱりでもいい。
無振りサンダーに対してこうげき二段階上昇最高いりょくきしかいせいが189~223ダメージで、HP191くらいまでのサンダーなら倒せるといえる。
むしのしらせメガホーンでメタグロスに120~142ダメージで、後述するラティオスの10まんボルトと合わせて、HP252振りメタグロスを75.62%の確率で倒せる。
こうげき特化メタグロスのコメットパンチがHP155中122~144ダメージなので、これに繰り出せばすぐにカムラのみとむしのしらせを発動でき、みがわり連打中に爆破されてカムラのみ発動前に高速ポケモンを出されてしまうということを防げる。
きしかいせいが最高いりょくにならないという欠点もあるが、むしのしらせメガホーンでも十分な火力が出るため、このように相手の攻撃にあえて繰り出して、みがわり連打に頼らずにカムラのみを発動させる立回りを積極的にとれる。
ラティオス
特にひねらずおくびょうCS振りとした。
相手のラティに先制されたくないのでおくびょうで採用している。
10まんボルトがとくぼう無振りメタグロスに対して60~71ダメージで、94.45%の確率でHP252振りメタグロスを三発で倒す。
起点づくりのでんじは、ヘラクロスやバシャーモに撃つサイコキネシス、みずタイプやメタグロスに撃つ10まんボルト、相手のラティやサンダーに撃つれいとうビームとした。
感想
現代GBAの粋を結集した最高のパーティと思い上がっていたが、まだこのパーティを十分に理解できていない。
レトロユニオンオフで初めて使用し、翌日の第十二回エメラルドミーティング、翌週の第四回関西エメラルドオフ(大会で使用したのは私ではなくPaul)、第一回Emerald Generation Illuminate、2025/5/31の突発ポケモンGBA対戦会、オンライン対戦などでもずっと使ってきて試合データが貯まってきたので、あらためて配分・型・選出などを再考したい。
私の戦績はあまり振るわなかった(レトロユニオンオフもEgicup-1も予選落ち)が、Paulが第四回関西エメラルドオフの予選で6勝0敗という快挙を達成してくれてうれしかった。
ということで、次の記事はまず第四回関西エメラルドオフの結果報告記事とします。
対戦ログの追加はまた今度。
ちなみにニョロボン入りにめちゃめちゃ弱くて、stoicさんに為す術なくやられた。
Paulが第四回関西エメラルドオフで教育学部のレッドさんに負けちゃったのもニョロボンにやられたからだろうか。
あとはりゅうのまいボーマンダも結構厳しいぞ。
おしまい