20代の頃台湾の南部・高雄という街で2年間日本語教師をしてた。その時の生徒が結婚式に呼んでくれた。18年ぶりの台湾。1週間いて帰ってきたけどまだ夢の中にいるようで。
高雄のはずれ、まさかの農場婚。新郎のセツ。彼が当時生徒だった。彼はそんなに長く教えていたわけじゃなかった。「先生、赤紙がきちゃった」と。ブラックジョークの類かと思ったら本当に兵役だった。そのまま日本語学校をやめたけど、そのあと日本に留学に来た。日本の大学を卒業して高雄に戻り自分のレストランをひらいてよろしくやってる。
テーブルひとつ丸々当時の日本語学校の生徒だった。みんな変わっていないようでしっかり歳をとった。こんなふうにまた台湾で再会できるなんて思ってもなかった。セツのおかげだよ。ありがとう。で、おめでとう。
これが地球村っていう日本語学校。日本でいえばNOVAみたいな感じなのかな。ここで週5でびっちり授業してた。かなりつっこんだ質問してくるからこの時期は本当に勉強した。おかげで日本語に詳しくなったけど、今全然それがいかされてない。むしろ後退してる。
六合夜市。高雄の夜市といえばここ。まったく当時と変わってなくてタイムスリップを味わう。高雄は最近発展して、新幹線が走り、地下鉄ができて、、、って聞いてはいたけど、当時の街並みにそのまま不自然にきれいな地下鉄ができただけ。あとはほぼ同じ。そんなことあるのかよ。
チーチン。高雄からフェリーで。よくここに来た。生徒に連れてきてもらって海鮮料理を食べた。いつも生徒たちがいろんなところに連れて行ってくれた。たぶんもう2度といけない場所もある。いつもいつも助けてくれた。本当にお世話になった。今回の旅もまた彼らは助けてくれた。
ここもベタな観光スポット。久しぶりに来たよ。
歩くたびに記憶がフラッシュバックする。相変わらず暴走族的なバイクの群れ。あの頃は自分もバイクで移動してた。どうやってあの中で運転してたんだろう。高雄の街をとにかく歩いた。別にタクシーでもよかったんだけど歩いた。ずーっと歩いた。
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周杰倫『聽媽媽的話』