サラリーマンになりきっていた | 38度線の北側でのできごと

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38度線の北側の国でのお話を書きます

  年度末からの年度始め。勤めている職場が一番忙しい時期。

 

  去年はリカバリー待ちのノートパソコンが山積みになっていて、電話は鳴りやまず、社長が毎日出社して始末書書いていた。

 

 リーダーは2名逃げ、同僚も3名くらい逃げていた。そんな虎の穴のような仕事場に飛び込んで一年、7月開始の新システムサポートデスクを軌道に乗せてようやく作った暇。

 

 LINEは即レス。SNSもアップし放題。Wi-Fiないからパケットの消費量が増えて基本料金が上がった。

 

 年度末から年度始めにかけて繁忙期が来ますよといわれ、実際忙しくなった。この10日間で昼食を取れないこと一回。昼休みも1時間丸々取れず。残業もした。

 

 糖分を取らないので目の前が徐々に暗転していく。低血糖もお久しぶり。

 

 帰り道の足が重い。エナジードリンクが美味い。ひと口ごとに明らかに身体が回復していく(あとでツケは払うんだけど)。ここで生ビールといえないのが、下戸の悲しいところ。脳のどこかが麻薬を出しているのだろう。勤務中も少しハイになる。

 

 電話の処理件数はたぶん、1日100件くらい。メールもがんがん返す。

 

 疲労がたまる。眠りが浅くなる。ネガティブな思考が緩い熱のようにまとわりつく。

 

 今はサラリーマンを楽しもうと思った。北朝鮮のことも忘れて、人とも会わず、寄り道もせず、読書もせず、ブログも止めて、SNSも止めて、花見もせず、どっぷり仕事をしてやろうって。

 

 その繁忙期もたぶん昨日で終わった。月曜日からは掃討作戦、残党狩りだ。また定時に上がり、スマホぽちぽちしながら仕事する日々がやって来る。

 

 そして今日はどーんと疲れが来た。飲んだエナジードリンクドリンクと、無理をしてあげたテンションの反動はちゃんとやってきて、相応の心の疲れと体の疲れを置いて帰っていった。

 

 サラリーマン生活も明日で終わりだな。別に辞めるわけじゃないけど。