昨年、専門書店レインボー通商のレインボーコリア通信に「竹島奇譚」なるタイトルのエッセイを寄稿した。やっぱり自分の文章が活字になるのは気持ちよい。本当に気持ちいいのはやり取りを経てゲラが上がってきた瞬間なのだけど。
在日朝鮮人の人が多い媒体では小ネタを仕込み過ぎる癖があり、週刊金曜日はほぼ一方的に殴られる展開なので今回は脱力、ノーガード戦法で書いた。
編者からはいい評価をいただいたので、ホッとしている。
さて次なのだけど。「韓国人を接待する(される)/朝鮮人に接待される(する)」(仮)なるタイトルを考えている。韓国人の友人がいるのだけど、彼らが日本に遊びに来た時どこに連れていくのか。
昔はラーメン屋でよかった。韓国現地では一部の例外を除き、ラーメンと言えば辛ラーメンだったから。
しかし今や、弘大入口などに日本風の生ラーメンを食べさせる店があり、ラーメンも最早目新しさがない。久兵衛でお寿司というのが簡単かもしれないが、破綻する。
その中で見つけた解は。まさかのあの居酒屋チェーン。
そして朝鮮人。北朝鮮では本当に食事がしっかりでる。社会主義の優位性を存分に味合わさせるために。食事事業と書いたのは作家の関川夏央さんだが言い得て妙。
新年のあいさつを北朝鮮の担当者からメールでもらったのだが、そこには今度訪朝の際、オルコギ(アヒル肉)と大同江ビールをごちそうしようと書かれていた。
ありがたく受けるのだが、さて、それをどう返そうかと悩むのである。
そして日本国内で在日朝鮮人と会う時に使う店と、そのルールは。
そんな話を書いてみようと思う。結構研究者が読んでいるみたいだから楽しみ。