蟄居閉門な1月  | 38度線の北側でのできごと

38度線の北側でのできごと

38度線の北側の国でのお話を書きます

 ちょうど先週の今ごろだった。

 

 妻が何だか熱っぽいのといいだした。原因は〇〇でと自分でもわかっているようだったので「風邪薬飲んで早く寝たら」とだけ伝えて、ぼくは普段通り眠った。

 

 あけて23日月曜日。熱が38度を超えたが簡易検査キットでは陰性。妻の会社は医療関係の部署があるので、キットも精度が高い。インフルエンザだな。ちょうど松本ハウスの松本キック氏もインフルエンザになったので、それだと思ったのだ。

 

 仕事をしていると妻からLINEが来た。「コロナ陽性」

 

 「すみません。濃厚接触者になりました」というと、ざわつく職場。今日は帰ってPCR検査を受けろというので飯田橋駅へ。結果は翌日。

 

 これで月曜日早退で火曜日休み。しめしめと思った。陰性の結果が出る。無敵の免疫力をなめてもらっては困るのである。じゃあ水曜日から出勤。出張もあるしと思ったら「週末まで自宅待機」の命令が。え?給料どうなるの?と聞いたら出すから安心せよとのこと。

 

 さて急な休み。

  

 まずは映画を見て過ごすことにした。

仁義なき戦い完結編

仁義なき戦い代理戦争

極道の妻たち

グッバイ、バッドブックス

黒金星

ペット

 

 「黒金星みたいなだね」とは時々言われる。北朝鮮のスパイもの。これを見ていたらトークライブ用の企画がするすると降りて来た。

 

 そして本を読む。

 

人類学者がのぞいた北朝鮮

最後の無頼派作家梶山季之

サンテグジュペリ

夢をかなえるゾウ 他多数

 

 人類学者がのぞいた北朝鮮。「のぞいた」という訳はちょっと違う気がするが良著。図書館で借りていたので買い直す。

 

 振り返ればかなり生産的な日々だった。2月の実家行きのための切符も買えたし、上野でハチノスを300gと豚足と酢味噌を買ってきた。

 

 妻は寝室に籠る。ゴホゴホと咳が聞こえる。ぼくはリビングに布団を移動させ、クッションを2つ腰と背中に置き寝た。ねこが布団の中で、横で、段ボールに入っていっしょに寝た。

 

 ねこにとっては母親である妻が近寄って来ないことが非常に不可解だったようで、ドアのガラス越しに見える妻の姿に甘えて見せたりもしたが基本聞き分けがいいので、羽毛布団の上で寝たり、追いかけっこを挑んできたりいつも通り過ごした。

 

 妻の症状は長引いた。土曜日になり「治ったかも」とようやく床上げ。今日、日曜日は「明日会社行けると思う」と言っている。後遺症が大変だったぼくは「意外と欠勤することを覚悟した方が」と話したが、さてどうだろう。

 

 リビングで寝るのが結構大変で、腰が痛いのとあと寝不足で軽く頭痛がする。鼻水が出てきた。熱はないと思うけど、これで感染してもう一週間コロナだったら目も当てられない。免疫力よ、もうひと頑張りしてくれ。せめて休むならあと一か月後。