なぐらどうの話 | 38度線の北側でのできごと

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 整骨院に通っている。

 

 慢性的な腰痛と肩こりから来る頭痛もだいぶ治まってきた気がする。心なしか姿勢もよくなった。気分の悪い新宿東口のマッサージ店とは技術も腕も雲泥の差。会社帰りに予約なしで飛び込めるのもまた嬉しい。

 

 そして安い。これが一番大きい。

 

 理髪店でも飲食店でも居酒屋でもコーヒーショップでもそうなのだが、慣れてきたら色々と店主と話をしてみるのがぼくの癖でまずは整体と整骨院、接骨院の違いを聞く。

 

 整体は無資格でもOK。整体師(正大師ではない!)ですと名乗ればその日から整体師。整骨院と接骨院は同じ。柔道整復師と呼ばれる人たちでないと営業できない。

 

 整骨院と接骨院では医療保険も効く。あくまで治療なのだ。

 

 さてそこに骨接ぎという名称が加わる。念仏の鉄のご登場だ。子どもの時に「ほねつぎ」と描かれた看板はぼくも見たことがある。

 

 ここまでは話について来れたのだが、もうひとつ「なぐらどう」なる名前があるという。

 

 漢字で書くと名倉堂。何でも名倉さんをトップとするグループで、徒弟制度を組んでいて、ここの弟子になって免許皆伝となって初めてのれん分け、名倉堂を名乗れるという。

 

 大勝軒と同じスタイルですね?というと「そうそう」という。ググってみたが近辺にはないが確かに名倉堂を名乗る店はあった。

 

 特に地域的な偏りはないという。関東生まれ関東育ちの妻も知らないという。そして妻はいう。「また余計な知識を身に着けてきて」と。