ぶきっちょさんの生き方  社会復帰の前に、自分の適性を見直そう | 自宅療養から社会復帰へ 猫のお昼寝

自宅療養から社会復帰へ 猫のお昼寝

休職から自然退職。自宅療養を経て、社会復帰を模索する引きこもりな猫族です。最近、日本語教師とネット副業の勉強を始めました。

私はぶきっちょさんです。

結構、細かい作業は好きなのですが、テキパキ作業をやるのはダメみたいです。
学生時代、就職活動時に、適性検査というのを受けたことがあるのですが、
他の適性と比較して、作業系は極端にグラフが落ち込んでいました。

日常でも、つかみそこねたりして、しょっちゅうモノを落とします。

手先だけじゃなく、モノの考え方も、ぶきっちょさんです。

効率的な手順とか、合理性とか、
そういうことを第一に考えることができないので、
ムダなことばかりしていて、失敗も多く、、フツーの人からみたら、
かなり笑える人間かなーと思います。

お仕事も、指示されたことをコトバどおりに受けとることができなくて、
知らず知らず深く掘り下げたり、丁寧にやりすぎてしまい、
「そんなことは求めていない。言われたことだけやってほしい」
と言われる毎日・・・・orz

「一生懸命にやる人」という評価は、いつもいただいているんですけどね・・・。
それだけです・・・^^

特に困ったのは、「同時に違った作業を並行して行うことができない」
という体質でした。

営業事務的と並行して、電話をとらなければならなかったのですが、
これがただの取次ではなくて、クレーム的なものだったり、
たくさん調べないと答えられないものだったり、ハードな内容ばかりでした。
しかも、応対できる人数に比べて電話が多く、ほぼひっきりなし、鳴りっぱなし状態。
電話応対の専任であっても、あっという間に一日が過ぎてしまいそうです。

しかしルーチンワークも時間に追われており、電話応対ばかりしていると、
取引先から「発注書はまだなのか」と怒りの電話がかかってきます。
同時にあれもこれもというのは、私には身動きのとれない、つらい仕事でした。

実は最初、この電話応対の精神的負荷があまりにも大きかったので、
部署を変えてもらいました。しかし数年後、、、部署の全面的な再統合により、
営業部門でない部署のメンバーも、この電話をとらなければならなくなりました!

「各自は、少しでも自分の時間をあける努力をして、自発的に、仕事の溢れている部署の手伝いに行くこと。」
人を増員できないために、社員は全社的な仕事を求められました。

フロアの皆が、次々に他の部署の応援に行くなか、いつまでも仕事が終わらずに、
ぽつんと席に残っている、その惨めさを思い出すと、今でも哀しくなります・・・・。

今にも潰れそうな零細企業でしたし、会社が生き残るためには、社員に
オールラウンドな仕事を要求しなければならなくなったのも 仕方のないことかなと
思いますし、それに応えられなかった自分の不器用さを残念に思います。

でも、、、、人にはそれぞれ、向き・不向きっていうのがありますから!

なんでもそつなくこなす人は、たしかに羨ましいと思うけれど、
何か一つのことに徹していて、一本筋が通っているような人は、
人間として、とても魅力を感じますし、惹かれますね。

自分は、この方面には向いてないって気がつくことも、貴重な発見です。
選択肢を絞る手助けをしてくれたと思えば いいんじゃないでしょうか?

皆がフツーにできることが、自分は たまたま苦手だってだけのことですし。
昔の適性検査を思い出せば、「研究職、専門職に向いている」というお薦めも
ちゃんとあったのですから。
自分には無理だと思って、そちらを目指さなかったのですが、
今思い返すと、残念なことをしたなぁと思います。

幸か不幸か、いい年をして、もう一度、進路選択の可能性を与えられています。

新しいことを始めるには、あまりにも厳しい年齢ですが、
逆に考えると、一般的な定年まで、もうそんなに残っていないんです。

それなら、無理して、苦手なことを人並みにする努力をするよりも、
ちょっとでも自分に向いている、自分らしくあれるような仕事を、
探したほうがいいんじゃないでしょうか?

同じ悩みで新年を迎えた方々にも、よい機会が与えられますように・・・・。