元春は起きた。
木田となぎさのいる間に大学は行かない、いや、今日は一日中閉じこもってると告げた。
お前らお似合いだよ。木田となぎさ見て言った。
へ!?・・・まさかこの二人が一緒になるなんてな。
沙也桂は木田に向かって剣崎の居場所訊くが今日はあいつ来ないと言う。沙也桂はチケット渡せずに終わる。
澪のところにも行かなかった。
これでいい、これで誰も不幸にならない。
元春はなぎさが持ってきた母のお稲荷さん食べる。うん、旨い!
翌朝、起きてみると知らない所にいた。
ここはどこだ?
日付は今になってる。
五木商事という知らない会社員になってた。しかも大阪勤務。
上手く行った、これで澪も沙也桂も不幸にならずにすむ。
木田の電話番号はあったが津山がなかった。あおい銀行じゃないから当然か。
五木商事に行くと上司から呼び出し受けて見合い話を勧められる。
東京出張。
木田の店がなくなってた。
木田は車で店やってた。
なぎさも手伝ってる。
まだ結婚してないので元春の親に会うのが怖いらしい。
沙也桂も来た。彼女もまだ独身。
これで沙也桂を不幸にさせることもお義父さんを犯罪者にすることもない。元春は安心した。
まさか、澪にも会うことになるんだろうか・・・?
小池もいつもの公園にいた。
俺は・・・取り戻した!
小池には奥さんと子供ができていた。
俺はどうなるんだろう?
津山に会った。が第3の世界では津山はただの他人だ。
津山の指を見て、
きっと空港に間に合ってプロポーズしたんだなと思った。
あおい銀行入るとメンバーは変わってなかった。
澪はと思うと、澪が「お客様、ご要件を承ります」と言ってきたのだ。
間違いない、澪もここにいたんだ。
「口座の開設を・・・」「かしこまりました、番号でお呼びいたしますのでしばらくおかけください」
このおばさんは・・・こないだ詐欺に遭いそうになった人だ。
澪は瞬きをした。
ひんがら目もした。
どうして澪がこの合図を知っている?
失礼します、街の防災センターの者ですが、詐欺事件はまず電話番号の変更から生じます。息子さんにお電話してみてください。
息子の電話番号に変更なく詐欺も未然に防げた。
私を振り切って過去に戻ろうとしたこと、あれで私をバラそうとしたんですか?バレバレでしたから。
澪は元春が小池から500円玉を受け取るのを見ていた。
あれでまだ不明の料金所通って過去に行くのだろう。
澪は元春を付けて過去に行こうとした。
母はまだ認知症じゃなかった。
剣崎主任があのバス停に来ないことはわかっていました。
だから色んなとこ探しましたが剣崎主任は見つからなかった。
そして、目が覚めたら今になってました。
木田さんのお店がなかったんです。
でも私は、自分の未来を信じることができました。
誰が何と言おうと剣崎主任が好きだから。
私は待つって決めました。ずっと待ってました。剣崎主任、あなたを。
正直、嬉しかった。
剣崎主任、私は剣崎主任とi一緒にいる未来しかしか思い描けません。今までももこれからも。
俺は2回も澪から逃げたんだよ。
でも、ずっと会いたかった。澪が好きだから。
知ってます。
澪と一緒に幸せに生きていきたい。
・・・。
俺と結婚しよう、妻になってください。
はい!
笑って暮らそう!
うん、笑って暮らそう!
結婚式。
何故かあおい銀行のメンバーが来てるのが訳わからない。おまけに五木商事のメンバーもいない。
ともあれ無事結婚した。
これからは元春も澪と共に家事・育児に励むだろう。
・・・オハヨ。
おはよう。
また遅刻の兆し・・・。
育児もきちんとするようになった。
アイロンがけも進んでするようになった。
育児は大変だがやっていけるだろう。
ゴミ出しも進んでする。
アリガト!
うん。
・・・でも、元春はどこに就職したのだろう?それがわからない。
おばあちゃん、パパとママどこ?
デート。
元春と澪は昔から覚えてる海岸にやってきた。
綺麗なお話でした。